社会人一年目は
みんなどれくらい貯金してるか知りたい
社会人になって、結婚や車、夢のマイホームなど、学生時代よりも鮮明に「これからの人生でやりたいこと」を描いている人もいると思います。
一方で、毎日の生活費はもちろん「老後資金は2,000万円必要」という報道が話題になったように、お金の不安も大きいですよね。
この記事では、一般的な社会人一年目の貯金や年収を紹介し、これから働いていく上でお金とうまく付き合っていくために、「新社会人(社会人1年目)のうちにやっておきたい3つのこと」を紹介します。
今、新社会人のあなたは、生まれてから日本の景気が良かった時代を知らない世代です。
だからこそ初任給やボーナスなど、自由に使えるお金の使い道にワクワクしながらも、現実的な視点を忘れず、社会人一年目でも貯金できる自分になりましょう!
1. 社会人一年目の貯金はどれくらい?
(データ出典元:https://www.sonylife.co.jp/company/news/26/nr_140415.html)
実際、社会人一年目の貯金額はどれくらいなのか?
直接はなかなか聞きづらい、他人の貯金額ですが、知っておくと自分の貯金目標や、今の貯金額と比べやすいですよね。
ソニー生命の調査によると、500人に聞いた「社会人1年目に1年間で貯金した額」は、平均429,693円でした。
最も回答が多かったのは、以下の2つの金額帯でした。
- 「1円~10万円」(23.4%)
- 「50万円超~100万円」(19.4%)
「全然貯金していない・できなかった層」と「しっかり貯金している層」に分かれています。
2. 社会人一年目の平均年収や生活費を知っておこう
特に、新社会人になって一人暮らしを始めた人や実家暮らしじゃない人はそう思うかもしれません。
そこで、平均的な社会人1年目の平均年収と生活費も知っておきましょう。
2-1. 社会人1年目の平均年収
社会人1年目の年収は、5月にもらえる初任給とボーナスは月給2ヶ月分と仮定した場合、「月給 × 11カ月(給与9カ月分+賞与2カ月分)」と考えることができます。
23万3,400円 × 11カ月 = 256万7,400円
・大学卒の社会人1年目の平均年収
20万6,100円 × 11カ月 = 226万7,100円
(出典元:https://www.sonylife.co.jp/company/news/26/nr_140415.html)
新卒1年目の平均年収は、大学院卒か大学(学部)卒かで大きな差があり、やはりサラリーマンの平均年収の420万円に比べると、少ないと感じる人も多いでしょう。
2-2. 社会人一年目の生活費
社会人一年目の生活費は、実家暮らしか一人暮らしによって大きく変わってきます。
また、学生時代に学費のために借りた奨学金の返済があるという人もいるので、以下の例では一番お金がかかる、奨学金の返済有りで東京で一人暮らしをした場合を紹介します。
社会人一年目に都内で一人暮らしを始めた女性の生活費
家賃 | 7.2万 |
水道光熱・通信費 | 1.5万 |
食費 | 1.5万 |
交通費 | 0.8万 |
衣類・日用品 | 1万 |
交際費 | 1万 |
保険料 | 1万 |
奨学金返済 | 2万 |
家賃は安全上の問題などもあり、高めに設定していますが、他の費用はがんばって節約しないと、そもそも赤字になりかねません。
手取りが16万だった場合、貯金できる仕組みを早めに設定しておかないと、毎月貯金をするのはむずかしいでしょう。
急な医療費や交際費の出費が発生する可能性もあるので、新社会人でも貯金はコツコツしておいた方が安心です。
実家暮らしで比較的余裕がある場合は、逆に「自由にお金を使うこと」に慣れてしまって、転勤や転職などで実家を出た時に、生活費のやりくりや貯金ができなくて困るので、貯金習慣をつけておく方がいいです。
3. 新社会人が貯金を考えるならやっておきたい3つのこと
そこで、新社会人が貯金できるようになるためにやっておきたい3つのことを紹介します。
- 貯金できない言い訳をしないために貯金の目的を作る
- 節約をするには固定費を無理なく下げるのが1番効果的
- NISAやiDeCoなど無課税の長期投資だけは始めておく
この3つを社会人生活でどれだけ早くやっておけるかで、今後のお金の不安が小さくなり、貯金できないことに悩む必要がなくなるので、今が行動するときです。
3-1. 貯金できない言い訳をしないために貯金の目的を作る
- 車を買いたい
- ペットを飼いたい
- 海外旅行に行きたい
あなたがほしい憧れのものは何ですか?
貯金ができないのは、
と小学生の頃にお年玉をもらった時からよく言われてきた、何となくぼんやりイメージのある「将来」しかないからです。
社会人一年目で、まだ「老後2,000万円問題」は自分に関係あることとして、リアルに感じられない人は、まずは「貯金できないから貯金ができた」と体感できるように、具体的な貯金の目的を設定するのがおすすめです。
3-2. 節約するには固定費を無理なく下げるのが1番効果的
毎月の給料を全て生活費に使っていると、どうしても貯金ができないということになります。
そこで、「節約しよう!」と行動する人もいますが、なかなか続かなかったり、反動で衝動買いなどをしてしまうケースも多いです。
過度な節約は精神的にも辛いので、最初に1度見直せば、無意識のうちに持続して節約できる「固定費の見直し」が貯金するためのお金を作るベストな方法です。
上の記事では、家賃をのぞく固定費(光熱・通信費や保険料)などをスマホでかんたんに見直す方法を紹介しています。
新社会人になって、会社でなんとなく加入した保険や今住んでいる家の光熱費を見直して、無理なく正しい方法で下げることができれば、浮いたお金を貯金に回すことができます◎
3-3. 積み立てで20代から長期投資だけは始めておく
積み立てNISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ )という言葉を聞いたことがある人もいると思います。
積み立てNISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ )は、国が
そのお金を貯める時には税金は取りませんよ。
という風に定めた、非課税で資産運用ができるサービスです。
扱われている金融商品は国が保証したものなので、資産運用で詐欺に合うといった心配もありません。
もちろん「資産運用は失敗するのが怖い」という人もいると思います。
しかし、20代から長期で積み立てていけば、リスクを最小限に抑えて将来のお金を増やすことができ、銀行の普通預金に置いておくよりも金利は確実に良いのが現実です。
積み立てNISAやiDeCoとはちがって、自分で金融商品を選ばなくてもいつでも引き出せる「WealthNavi(ウェルスナビ)」は、効果を実感している若い世代も多いです◎
国も資産運用の必要性を提言しているくらいなので、社会人一年目に貯金の代わりに毎月積み立て運用するのもいいでしょう。
4. 社会人1年目は安心して仕事に集中できるように早めに貯金できる仕組みを作っておくのがカギ
社会人一年目は、一人暮らしを始めたり、仕事で覚えることがたくさんあったり、新しい環境に慣れるので精一杯という人も多いでしょう。
でも、お金の不安は忙しい毎日の中でも消えることはありません。
将来はもちろんいざという時のためにも、貯金があると安心ですよね。
社会人1年目に貯金をするためには、「かける時間や手間は最小限で貯金できる仕組み」を作っておくことが大切です。
- 貯金の目標を立てて
- 給料の中から貯金に回せるお金をつくり
- 積み立てで貯金していく
この3つをやって、貯金の心配をすることなく、仕事に集中して充実した新社会人生活にしましょう!
社会人1年目から貯金を考えるなら、支出でもポイントを貯めてやりくり上手になりましょう!
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