この記事を見つけたあなたは、コインチェックとビットフライヤーを比較し、生涯に渡って得できる取引所を選びたいと思っているのではないでしょうか。
結論から言うと、初心者にはコインチェックの方がおすすめです。
取扱い銘柄数は国内最大級・スマホアプリが非常に使いやすく、取引ツールも高性能です。
メイン取引所として使うのに十分なスペックといえます。
ただ、取引所には個性があり、万人におすすめの取引所は存在しないのが正直なところ。
そこで今回は、コインチェック・ビットフライヤーを7つの観点から、それぞれ比較しています。
最後まで読むことで、2つの取引所の全貌がわかり、どちらが良いか悪いかわかるでしょう。
1.コインチェック・ビットフライヤーを比較【7つの要素】
仮想通貨初心者なら、そもそも何を基準に取引所を選んでいいかわからない人も多いはず。
万人に100%合った取引所というものは存在しないため、
仮想通貨取引所ランキングだけ見て取引所を選んでしまうと、
取引したいと思っていた通貨がない。
初心者の私には使いづらすぎる。
少額から投資できると思っていた。
こんな風に後悔してしまう人も。
こういった失敗を避けるために、この記事では比較すべき観点を7つ厳選しました。
取引手数料・取引ツールに関しては取引する際、重要になってくるため、とくに意識した方がいいでしょう。
比較すべき7つの要素
1-1.取扱仮想通貨を比較|国内最大級コインチェック18種類
取引所 | Coincheck | bitFlyer |
---|---|---|
銘柄数 | 18種類 | 13種類 |
販売所での取扱通貨 | 17種類 ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) イーサリアムクラシック(ETC) リスク(LSK) リップル(XRP) ネム(XEM) ライトコイン(LTC) ビットコインキャッシュ(BCH) モナコイン(MONA) ステラルーメン(XLM) クアンタム(QTUM) ベーシックアテンショントークン(BAT) エンジンコイン(ENJ)オーエムジー(OMG) サンド(SAND) ポルカドット(DOT) アイオーエスティー(IOST) | 13種類 ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) イーサリアムクラシック(ETC) ライトコイン(LTC) ビットコインキャッシュ(BCH) モナコイン(MONA) リスク(LSK) リップル(XRP) ベーシックアテンショントークン(BAT) ステラルーメン(XLM) ネム(XEM) テゾス(XTZ) ポルカドット(DOT) |
取引所での取扱通貨 | 6種類 ビットコイン(BTC) リスク(LSK) オーエムジー(OMG) イーサリアムクラシック(ETC) モナコイン(MONA) パレットトークン(PLT) | 6種類(bitFlyer lightning) ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) リップル(XRP) ビットコインキャッシュ(BCH) モナコイン(MONA) ステラルーメン(XLM) |
コインチェックの方がレアな通貨を取り扱っています。
通貨に関して特筆すべき点は、アイオーエスティー(IOST)とパレットトークン(PLT)を取り扱っている点です。
国内ではコインチェックでしか取り扱っていない通貨となっています。
そのため、レアな通貨に投資したい人はコインチェックが向いています。
ユーザーと仮想通貨取引所で仮想通貨取引が行われる。
取扱銘柄は多いが、スプレッドは広くなっている。
取引所に登録しているユーザー同士で仮想通貨取引が行われる。
取扱銘柄は少ないが、スプレッドは狭い。
1-2.手数料/スプレッドを比較|ビットフライヤー最狭水準0.01%のスプレッド
1-2-1.取引手数料・スプレッドを比較
先にお伝えすると、取引手数料はビットフライヤーの方が安くなっています。
取引をする際にはスプレッドがかかり、実質手数料となっています。
そのため、取引手数料を比較する際にはスプレッドを比較する必要があります。
ビットフライヤーは、販売所・取引所ともにスプレッドがコインチェックより狭いです。
取引手数料を最小限に抑えたい節約家はビットフライヤーがおすすめです。
仮想通貨のスプレッドとは、実質取引所への手数料です。
購入・売却を行う際に発生する買値と売値の差額を指します。
ビットコインを例に考えると、1BTCの購入価格が502万円、売却価格が500万円であればスプレッドは2万円。
1-2-2.入出金手数料を比較
日本円入金手数料(銀行振込) | 日本円入金手数料(コンビニ入金) | 日本円入金手数料(即時入金) | 日本円出金手数料 | |
---|---|---|---|---|
Coincheck | 無料 ・GMOあおぞらネット銀行 ・住信SBIネット銀行 | 3万円未満:770円 3万円以上:1018円 | 3万円未満:770円 3万円以上:1018円 50万円以上:入金金額0.11%+495円(50万円以上) | 一律407円 |
bitFlyer | 無料 ・三井住友銀行 ・住信SBIネット銀行 | 330円 | 住信SBI:無料 それ以外:330円 | 3万円未満:220円3万円以上:440円(三井住友銀行) 3万円未満:550円3万円以上:770円(上記銀行以外 |
表から言えることは、ビットフライヤーの方が入出金手数料は安いです。
入出金一連にかかる最低手数料が、コインチェックでは407円、ビットフライヤーでは220円。
表から言えるのは、入金方法や銀行口座の違いで手数料が大幅に変わってくるので注意してください。
入出金はまとめてしておきたい面倒くさがりな方はコインチェックでも問題なさそうです。
必要なときに入出金をするマメな方はビットフライヤーがあっています。
入出金は頻繁に行うことではないですが、「塵も積もれば山となる」なので馬鹿にはできないです。
1-3.最低注文数量を比較|ビットフライヤー1円から取引可能
結論、最低取引額はビットフライヤーの方が安くなっています。
コインチェックでは500円相当から、ビットフライヤーでは1円から取引可能。
しかし、1,000円以下で取引するのはおすすめできません。
少額の取引だと手数料の方が高くなってしまうこともあるので、まとまった金額の取引の方がよいと言えます。
そのため、よほど少額から取引したい人以外にとってはあまり差がないです。
1-4.スマホアプリを比較|コインチェックアプリが使いやすい
正直に言うと、コインチェックのスマホアプリの方が使いやすいです。
理由としては、シンプルなデザインになっているため、直感的な操作で取引ができます。
売買したい銘柄にタップして、注文数を指定するだけで簡単に取引が完了します。
そのため、はじめて仮想通貨の取引をする初心者にとっても嬉しい設計になっています。
1-5.取引ツールを比較|両者優れている
簡潔に言うと、チャートが高性能なのはコインチェック、注文方法が豊富なのはビットフライヤーです。
コインチェックでは取引ツールとしてTrading viewが採用されており、
チャート分析に使える描画ツールやインジケーターが豊富に搭載されています。
見やすく使いやすいため初心者でも使えるので、だれでもワンランク上のテクニカル分析を実現。
一方、ビットフライヤーでは独自のツールであるbitFlyer Lightningが利用でき、8種類の注文方法があるのは魅力的です。
そのため、ストップ・リミット注文やトレーリングストップなど複雑な注文が可能です。
また、Tradingviewは無料登録をすることで誰でも使用できます。
つまり、豊富な注文機能と分析ツールをどちらも使いたい人は、
Tradingviewでチャート分析を行い、ビットフライヤーで注文すれと良いとこどりで効率よく取引できるでしょう。
注文種別 | 説明 |
---|---|
成行注文 | 価格を気にせず、注文する方法。「売り注文」の時は、最も高い「買い注文」に約定。「買い注文」の時は、最も安い「売り注文」に約定。 |
指値注文 | 価格を指定して注文する方法。指定した価格、もしくはより良い条件でしか約定されない。 |
ストップ注文 | トリガー価格に到達すると、「成行注文」が発注される。 |
ストップ・リミット注文 | トリガー価格に到達すると、「指値注文」が発注される。 |
トレーリング・ストップ注文 | 値動きに合わせてストップ注文のトリガー価格が自動的に更新されるストップ注文方法。 |
IFD | 一度に2つの注文を出し、1つ目の注文が約定したら,2つ目の注文は自動的に発注される注文。 |
OCO | 2つの注文を同時に出して一方の注文が成立した際に、もう一方の注文が自動的にキャンセルされる注文 |
IFDOCO | IFD注文が約定した後に自動的にOCO注文が発注される注文。 |
1-6.取引量を比較|ビットフライヤー世界19位
簡潔に言うと、世界規模ではビットフライヤー、国内だけではコインチェックの取引量が多いと言えます。
CoinMarketCapの調査によると、世界規模ではビットフライヤーの方が、取引量が高くなっています。
また、JPBitcoinの調査によれば、国内の取引量であれば、コインチェックの方が多くなっています。
ビットフライヤーの取引量が圧倒的に多い理由としては、市場を日本だけでなく、アメリカ、ヨーロッパに拡大しているからです。
取引量が多いことは、約定スピードの早さにつながるというメリットもあります。
1-7.その他機能を比較|両者優れている
Coincheck | bitFlyer |
貸仮想通貨サービス Coincheck電気 Coincheckガス Coincheckアンケート Coincheckつみたて OTC取引 | ビットコインをもらう ビットコインをつかう chainFlyer fundFlyer Echo adFlyer |
コインチェック・ビットフライヤーそれぞれ独自のお得なサービスがあります。
コインチェックでは、ビットコインを日常生活に利用できるサービスを提供。
たとえば、「Coincheck電気」では2つのお得なプランがあります。
ビットフライヤーでも「ビットコインをもらう」「ビットコインをつかう」などがあります。
ビットフライヤーを経由して、いつものネットショッピングや旅行予約、各社サービスへの会員登録をすればビットコインがもらえます。
誰もが一度は使ったことがあるような有名企業と提携しているため、お得にビットコインをもらいましょう。
2.コインチェックとビットフライヤーどちらがおすすめ?
2-1.コインチェックは初心者におすすめ
- スマホで取引を完結したい人
- 幅広い通貨に分散投資をしたい人
- 仮想通貨の長期保有で利益を出したい人
それぞれの理由としては、
- スマホアプリを利用すれば、仮想通貨取引に必要となる、ほとんどすべての機能を使える。
- 仮想通貨の取扱数が国内最大級のため、投資の選択肢が豊富。
- 貸出期間を365日に設定した場合、年率5%でレンディングできる。
コインチェックのサービスはどの機能も便利な上、簡単に使えます。
さらにスマホアプリは他の取引所より群を抜いて使いやすいです
結論、コインチェックは初心者におすすめの取引所です。
2-2.ビットフライヤーは中級者〜上級者におすすめ
- 信頼できる取引所を利用したい人
- ビットコインをメインで取引したい上級者
- 特殊注文を利用して自由度の高い発注をしたい人
それぞれの理由としては、
- 日米欧の3地域において、暗号資産交換業の運営を認可された世界で唯一の暗号資産取引所。
- ビットコイン取引量が国内最大級であるため約定スピードは早いので安定した取引もできる。また、高性能のツールでテクニカル分析が可能。
- ビットフライヤーは国内業者ではじめて注文種別を実装しました。さらに注文条件を組み合わせることで今までにない自由度の高い発注ができる。
結論、ビットフライヤーは中級者〜上級者におすすめの取引所です。
3.まとめ|コインチェックは初心者・ビットフライヤーは中級者以上向け
比較結果として、コインチェックは初心者、ビットフライヤーは中級者〜上級者におすすめと言えます。
他の会社と比べてみても、使いやすさと銘柄数の豊富さから、初心者はコインチェックをメイン口座として登録しておくのがいいでしょう。