・就活のために資格取ったほうがいいかな。
・FP3級ってどんな対策すればいいの?
この記事を読んでいるあなたは、そんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、就活生の女子大生が、FP(ファイナンシャル・プランニング)技能検定3級を受験した体験を紹介します。
最後まで読めば、FP3級が就職にも有利なのか、そして最短で受かる方法を知ることができるでしょう。
この記事では、現役大学生でFPを受験したNさんにインタビューしました!
FPが就職に有利なのか、また最短で受かる方法についてお教えします!
1. ファイナンシャルプランナーとは「お金の専門家」
そもそも、ファイナンシャルプランナーって何?
「今までの人生で会ったこともないし、周りにもいない」という人も多いのではないでしょうか。
わたしも資格の勉強をはじめるまでは、よくわかっていませんでした。
30代や40代の働く世代向け雑誌の「家計のやりくり特集」などのページに時々、「ファイナンシャルプランナー監修」と書かれている人かな〜程度の知識でした。
FP試験対策をして全体像が見えてきました。
ファイナンシャルプランナーとは「お金の専門家」です。
一部のお金持ちの人ではなく、経済状況に関わらず1人1人のライフプランに合わせて、人生の様々な場面で「お金」にまつわるサポートする仕事です。
そのスキルを証明するための資格が略して「FP」とも言われる、「ファイナンシャル・プランニング技能検定」です。3級が一番最初の級になっており、上には2級と1級があります。
ちなみに、FP検定を実施する団体は「きんざい」と「日本FP協会」の2つあります。
この記事では、受験者数が多くて一般的な「日本FP協会」の主催する検定について書いていきます。
2. FP3級が就職に役立つ3つの理由
FPの資格って就職のために取って役に立つの?
せっかく時間を使って試験対策をするのであれば、役に立つ資格を取りたいですよね。
今回は特に大学生がFP3級をとって、就職に役に立つ理由を3つ紹介します。
もちろん、社会人の方にもあてはまる理由もあるので、大学生以外でも最後まで読んでもらう価値が十分あります。
- 人生に必要な「お金の基礎」が身につくから
- 役に立つ業界や仕事が幅広いから
- 国家資格で企業からの評価も高いから
2-1. 人生に必要な「お金の基礎」が身につくから
大学卒業後、どんな仕事につくとしても「お金」と無関係では生きていくことができません。
今まで学校で「経済」の基礎を学んだことがある人もいるかもしれませんが、実際の生活と直接関係していない話も多かったのではないでしょうか。
FP3級の試験対策では、上の図のように毎日の生活に関係する、幅広い分野の「お金」に関する知識を得ることができます。
社会人になるまでに、身につけておきたい「お金の基礎」を身につけるのに最適な資格です。
特に3級は、社会に出てすぐに使えるライフプランや不動産、保険など知っておきたいことがバランスよく学べるので大学生にとてもおすすめです。
2-2. 役に立つ業界や仕事が幅広いから
ファイナンシャルプランナーは、人生に必要な幅広い知識を持った「お金の専門家」なので、その知識を活かせる職業はたくさんあります。
金融業界だけでなく、医療や不動産、一般企業でも役に立つので、FPの資格は就活でも多くの人に役に立ちます。
2-3. 国家資格で企業からの評価も高いから
FP資格って企業からの評判はどうなの?
履歴書に書けるの?
就職を意識してFP資格を目指すなら気になるポイントですよね。
金融業界を受けた19卒の友だちは、経済を専攻してないけどFP3級を持ってたら
金融に興味があって勉強のための努力もできるんだね
と面接で言われて、いいアピールになったそうです。
実際にFP(ファイナンシャル・プランニング)技能検定は、「国家資格」なので履歴書にも十分書けます。
特に大学生の場合、就職活動では持っていて損はしない資格だと言えます。
このランキングは、社会人の転職時にも見られる資格の一覧です。
もし新卒で入った会社をやめたいと思った時にも、役に立つのがFP資格です。
3.【体験談】申し込みから試験終了まで
ここでは、わたしがFP3級に申し込んでから試験を受けるまでの体験記を紹介します。
これから挑戦しようとしている人の役に少しでも立てたらうれしいです。
3-1. 申し込み(1ヶ月前)
FP3級は基礎って聞くし、2級から挑戦してもいいかなとも考えましたが…
FP2級はFP3級に合格しているか、FP実務経験、もしくは有料の研修を受ける必要があったので、順当に3級から受けることにしました。
3級の受験日は、1月・5月・9月の年3回です。申し込み締め切りは受験日の1ヶ月半前くらいです。
3-2. 対策開始(2週間前)
わたしが試験対策をし始めたのは、2週間前でした。
土日 6時間 x 4 = 24時間
平日 3時間 x 8 = 24時間
最後追い込み(2日間) 6時間 x 2 = 12時間
大体60時間くらい勉強しました。
詳しい勉強内容についてはこちら
3-3. 前日
2週間前に届いていた受験票を初めて見ました…(おすすめしません)
この記事を読んでいる方は届いたらすぐ確認してください。
FP3級の受験票で注意したいこと
他のブログ記事では、1度も書かれてなかったことでしたが、前日に受験票をよく読んで気づいて良かったです。
写真付き身分証明書(個人番号カードやパスポート、運転免許証)を持っていくのを忘れないようにしましょう。
学生証は本人確認書類として認められますが、社員証はダメなので試験会場で注意されている人がいました。
3-4. 試験会場にて
わたしは100均で買った派手な電卓を持ち込んだのですが、完全に浮きました。
周りの人はちゃんとした電卓を使っていて、見た目も目立ちましたが、わたしの安い電卓は使う時に鳴る音が迷惑で申し訳なかったなと思いました。
FP2級も目指したい
簿記などの電卓を使う試験も受けるかもしれない
という人は、FP3級から使いやすい電卓に慣れておくことをおすすめします。
¥1,000以下でも使いやすくて色んな試験で使える電卓が売っていますね。
簿記を受けた友だちにおすすめしてもらったこの電卓でFP2級は受けたいと思います。
4. FP3級にオススメの本3選【たった10日の独学でも受かる】
この3冊の参考書を使ってFP3級の対策をしました。
幅広い知識が問われるFP試験は、ちがうシリーズの参考書を組み合わせたほうが正答率が上がる
とFP2級を持っている友だちにアドバイスをもらって、Amazonの評価と自分でも本屋で確認して選んだ参考書の組み合わせです。
4-1.「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」
定番で一番多くの受験者が持っている参考書だと思います。
出題範囲を理解するために、1週そのまま読んだ後、赤シートで隠して用語や数字を暗記しました。
カラーでイラストもかわいいので、勉強しやすい1冊ですが、このシリーズだけだと本番よりもカンタンな問題しか扱っていない印象を受けました。
4-2.「史上最強のFP3級問題集」
結構むずかしかったので、『みんなが欲しかった!FPの教科書』の各章についている練習問題をやってからこの問題集を解きました。
先に『試験をあてるTAC直前予想FP技能士3級 この一冊で絶対合格!』を解いたほうが良かったです。
試験直前はこの問題集が一番役に立ちました。
6割で合格なのですが、合格点に届くレベルまで、底上げしてくれる参考書でした。
4-3.「試験をあてるTAC直前予想FP技能士3級 この一冊で絶対合格!」
毎回の試験に合わせて、最新版が出る直前対策問題です。
過去問に近い形式で、本番と同じ問題数・構成で解くことができます。
特に便利だったのが、特別付録の「直前詰め込みノート」です。
『みんなが欲しかった!FPの教科書』よりも、本当に試験に出る暗記しないといけないポイントがしっかりまとまっていて、勉強時間の節約になりました。
5. FP3級の回答速報と試験結果
受験日当日の夕方に公式サイトで解答が公開されます→ 日本FP協会 試験問題・模範解答
自己採点したところ以下の結果でした。
- 午前(学科試験):48 /60(6割合格)
- 午後(実技試験):18 /20(6割合格)
FP3級対策は、勉強が大変で苦しいというよりも短期間で「世の中の大事だけど知らなかったこと」を学べるいい経験になったと思います。
自己採点の結果で合格していましたが、正式に合格証書も届きました。
やっぱり合格証書は、もらえるとうれしいですね。達成感があります。
まとめ|ファイナンシャルプランナー3級は独学でも十分合格できて役に立つ資格!
就職にも役に立つFP資格
3級の合格率は6割以上で挑戦しやすい一方、知っておいて損はない「お金」に関する知識がつきました。
大学生のうちに受けて良かったです。
就活では資格だけが評価されるわけではありません。
しかし、その資格を目指す中で身に付く「勉強法」や「業界についての知識」は、色んな分野に応用できるので、ぜひ行動してみることからはじめましょう!
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