- トータスパートナーズってどんなサービス?
- どんなメリット、デメリットがある?
- 他のファンドとどう違うの?
- 実際の利用者からの評判はどうなの?
最近、トータスパートナーズというファンドについてネットの評判や口コミでよく耳にすることが増えましたね。
この記事を見つけたあなたは、トータスパートナーズを利用しようかどうか検討しているのではないでしょうか。
結論から言うと、トータスパートナーズは「PEファンドに関心がある人」や「社会にも貢献できる投資をしたい人」にオススメです。
しかし、ネット上での評判をくまなく探すと、新興サービスならではのデメリットや注意点も多数見られました。
この記事では、ネット上の評判から見られるトータスパートナーズのメリット・デメリットを解説します。
最後まで読むことで、トータスパートナーズを自分が使うべきなのか、使うにしてもどのような注意点があるのかを知ることができるでしょう。
- トータスパートナーズはPEファンド(非上場企業)に投資するヘッジファンド
- 未上場企業やESG投資など投資先に将来性に期待できます
- ただし、まだ新しいサービスなので評判や実績が公開されていない点がデメリット
- そのため、信頼性が高く実績のあるサービスに投資したい方は、AIに自動で資産運用してもらえる「ウェルスナビ」がオススメです。
1.トータスパートナーズは世界で注目のPEファンドができる新興投資サービス
トータスパートナーズはトータスパートナーズ合同会社(TORTOISE PARTNERS LLC)が経営するファンドサービスです。
2019年3月頃から個人投資家からの出資募集を始めたまだまだ新しいヘッジファンドサービス。
ヘッジファンドは、投資家から資金を集めて運用し、運用の成果に応じたリターンを投資家に還元する仕組みです。
最近は証券会社を通じて誰でも簡単に数万から投資することができるものも増えています。
しかし、優良な投資信託を探すのが難しかったり高いリターンをもらうのは難しかったりします。
一方でヘッジファンドは、ファンドと投資家が契約を結ぶものとなっています。
私募が多く投資家の数も多くないという点や、証券会社を介さずファンドと直接やり取りをするので、高いリターンが期待できる投資方法として注目を集めています。
トータスパートナーズの魅力は、ヘッジファンドサービスのなかでも世界で注目され始めたPEファンドに1000万円から参加できることです。
PEファンドとは、非上場(未公開)の企業への投資です。
証券取引所に上場していないけれど注目を集めているような優良企業の資産に投資して、その会社の事業収益や成長後の売却益で利益を得るような投資手法です。
PEファンドは今、世界中で注目されているファンドの一種なのです。
PEファンドの利回りは過去10年間でヘッジファンドのなかでもかなり高く、今後も期待できる投資としてアメリカやイギリスでは注目されています。
しかし、個人単位の投資ではなく、会社などの大きな規模でしか投資できないのが一般的です。
トータスパートナーズは特に資金不足や後継者問題で会社の維持や発展に悩む黒字企業を割安で買収する形をとっているので、社会性が高いというのも1つの魅力かもしれません。
一個人が会社の株主になれる点や、社会的価値のある企業の経営を助けられるという社会性のある投資がいち早く日本でできるのは魅力的ですね。
2.トータスパートナーズのリアルな評判・口コミ
トータスパートナーズはまだサービス開始から日が浅いので評判や口コミは多くありません。
サービス開始から日が浅いことや利用者がまだ20名前後であることも評判が少ない理由なのでしょう。
しかし、ネット上をくまなく探すと、トータスパートナーズの評判について述べている記事をいくつか発見しました。
情報も基本的には記事での紹介になっていますが、実際のユーザーが書いたリアルな口コミもあったので、トータスパートナーズの利用を考えている人はぜひ参考にしてください。
2-1.トータスパートナーズに関する良い評判・口コミ
Web上での意見
・後継者に悩む中小企業の救済といった、社会的な意義もある
・「PEファンド」「ESG投資」から高い利回りも期待できる
・運用には時間がかかる
・長期での運用が求められる。
・最低出資金や手数料等は不明(数百万円〜1,000万円と予想)
これらの情報から総合的に評価して、トータスパートナーズには十分投資する価値があると判断できます。
ただ単に利益を増やせるだけでなく、社会貢献にもつながるなんて一石二鳥ですね。
Web上での意見
ある程度まとまった資産がある人にはトータスパートナーズ(Tortoise Partners)をオススメしたいと思います。やはり市場に左右されないというメリットは大きく、今後長期にわたって継続的に安定した成果が期待できる点も魅力的です。
トータスは最低出資金(購入単位, ロット)が大きいため、難しいところもあるかもしれませんが、仮に1,000万円を投資したとしても、出資した瞬間に全額が溶けてなくなるわけではありません。ある程度の手数料はかかるかもしれませんが、一度問い合わせてみることをオススメします。
株の価値の変動によって利益が変わることはないから安定したリターンが期待できますね。
Web上での意見
まだ設立して2年足らずのトータスパートナーズですから、実績と呼べるものは残念ながらありません。
ですので、トータスパートナーズもまだまだ充電期間がかかるものと想定され、将来は未知数です。
悲観的な要素ばかりでは、もちろんありません。
トータスパートナーズの実質的運営者は坂本俊吾氏、ドバイの超高層ビル・ブルジュハリファに本拠地を置くブラッククローバーのオーナーです。
(中略)
PEファンドは、リターンを得られるまでに相当の年月を要しますが、見返りは大きいと考えて良いでしょう。
実績はまだありませんが、さまざまな経験と実績を持つ運営者によって展開されていることから今後が期待できるサービスだといえますね。
Web上での意見
トータスパートナーズ(TORTOISE PARTNERS)は安定運用をしたい人や社会に役立つ投資をしたい人には最適なヘッジファンドだと言えるでしょう。
「資産形成」と「社会貢献」を同時に実現してくれる貴重なヘッジファンドですね。
これからも投資方針を変えずに事業を行ってくれることを期待しています。
資金に余裕がある人は、社会のためにも自分の資産を増やすためにもトータスパートナーズをやってみてもいいかもしれませんね!
2-2.トータスパートナーズに関する悪い評判・口コミ
Web上での意見
トータスパートナーズとしては利回りについてはまだほとんど実績がありません。
2019年の4-6月の四半期はおよそ+1%でした。
これだけをもとに投資するかどうかの判断は難しいですが、今後の目標としては出資者へのリターンは年利換算で3~8%ほどのようです。
まとめサイトの多くにはトータスパートナーズの年利は約10%と書いてありましたが…。
Web上での意見
おそらくわりと固い運用になると思います。
ただトータスパートナーズ合同会社としてはまだ設立から日が浅いのと、そもそもの手数料設定で契約時5%と出資額に対して年6%ほどの手数料がかかってしまうのが結構高いですね。
最低投資額が1000万円からなので、余剰資金が3000万円以上あって中小企業の後継者問題を解決するための社会性に魅力を感じるのであれば、検討してみても良いかもしれません。
プライベート・エクイティ・ファンド(PEファンド)に国内で個人で投資できるというユニークさはありますが、実績や手数料の高さを考慮すると、ほかの投資先のほうが良いというのが管理人の感想です。
実績があまりないサービスに高い手数料を取られてまで投資するかといわれると迷う投資家も多いようです。
Web上での意見
トータスパートナーズでの運用は、短期的には利益が出ない可能性も十分にあります。
FXなど、1日、1分、1秒単位で利益(損失)が確定するものもありますが、トータスパートナーズの場合、未公開株への投資ですし、そもそもが割安銘柄への投資なので、短期的ではなく、中長期的により確実な利益を追求しているのでしょう。短期的には含み損も覚悟しておいた方がよいかもしれません。
多額のお金を投資して長期間待たなければいけない点が少しネックですね。
Web上での意見
やはり実際に投資している投資家が少ないのと、成績が出るまで時間がかかる投資手法なのもあって、正確に評価できている人は少ない印象です。
それにはもちろん私も含まれますが、なるべく最新の情報を伝えられるようにしますね。
とはいえ詐欺を疑う声も、確証が得られるものは見たことがありません。
返金されないとか、本当に詐欺被害にあっている人がいるなら、もっと話題になっているかと思います。
それこそTwitterで騒ぎ立てられるはずですね。
肩を持つわけではありませんが、合同会社スキームだから詐欺だとか、マイナスになったことがないから怪しいという決めつけは、視野が狭いと思います。
運用規模がそこまで大きいわけではないので、憶測だけでは判断が難しいです。
口コミが少ないため、信頼できるサービスと断言できないのが惜しい点ですね。
Web上での意見
「新興国株式投資.com」によるとこんな記述があります。
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トータスパートナーズが狙うリターンは手数料差引後10%程度のリターンですが、下落を極力抑えた運用です。
年率10%でも長期投資の威力は凄まじく大きく資産を増やすことができます。
10年間運用→ 2.6倍
20年間運用→→ 6.7倍
30年間運用→→→ 17.5倍
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「手数料差し引き後10%程度のリターン」と聞いて感じることは「すごいね」ではなく「ありえない」ですね。
今後投資家に年利10%を還元できるようにする計画なようですが、現時点では手数料を差し引くと年利10%未満なようです…。
3.評判からわかったトータスパートナーズのメリット3選
- 直販ファンドでお得に投資できる
- ESG投資で社会貢献できる
- 未公開株式投資なので相場の影響を受けない
評判からわかったトータスパートナーズのメリットは3つです。
特に、社会貢献しながら資産を増やせる点が他の投資信託にあまりないメリットです。
トータスパートナーズに興味をお持ちの方は、具体的にどのような利点があるのかを確認しておきましょう。
3-1.直販ファンドでお得に投資できる
現在、日本には約6000本の投資信託があり、企業単位でも個人単位でも注目を集めています。
ですが、そのなかでも特に注目を集めているのが「直販(独立)ファンド」です。
直販ファンドは、銀行や証券会社などの仲介会社を挟んで運用する一般的な投資信託と違い、運用会社と投資家が直接契約をするファンドとなっています。
仲介会社に支払う余計なコスト(手数料)をなくすことができるお得な投資方法なんです。
さらに、ビジネスモデルや投資内容の詳細も直接運用会社から教えてもらえてわかりやすいので、多くの投資家から人気があります。
トータスパートナーズの場合は、これから新興企業の成長を期待した投資ではなく、しっかりと黒字が出ている非上場の優良企業を購入して適正な状態への運用を行っています。
そのため、投資先がいきなり倒産に陥り投資資産をすべて失うといったリスクもほぼないので、損失が出にくいことも特徴的です。
コストを抑えた直販ファンドでお得に安心して投資を進められる点はメリットと言えるでしょう。
3-2.ESG投資で社会貢献できる
トータスパートナーズでは、会社の持つ本質的な「価値」に投資する「バリュー投資」を基本としています。
バリュー投資は、投資する会社の持つ資産や実際に事業利益などから、価値を評価して投資する投資方法です。
会社の持っている資産や、事業の状況を詳しく分析・評価し、適正かつ、なるべく安い価格で買い付けるので、リスクが少なく、儲かりやすいのが特徴です。
しかし、バリュー投資を成功させるには、直近の利益の実績などだけではなく、業界の成長度や、企業の習熟度など、様々な要素を考慮して投資を検討する調査力や分析力が必要になります。
しかし、トータスパートナーズの運営会社はバリュー投資を熟知しているので、安心して運用を任せられます。
また、トータスパートナーズはバリュー投資の中でも特に、後継者問題に悩み、黒字倒産の危機に面している中小企業を中心に投資しています。
日本には250万社以上の非上場の株式会社があり、そのなかでも廃業の危機を抱えた非上場の中小企業が120万社以上あります。
廃業の危機を抱えている企業の多くは、以下のような理由を持っています。
- 後継者不足
- 高齢化
- 都市部への人口の集中など
経営に何の問題もない黒字の優良企業なのに、これらの理由だけで倒産してしまうと、これからの日本の経済の先行きが非常に暗くなります。
しかし、トータスパートナーズではこれらの企業を投資して救済するので、社会的にも非常に役立てます。
投資先の企業の従業員の雇用も維持できるので、あなたの投資が社会貢献になること間違いなし。
また、トータスパートナーズでは会社の展開する事業の社会的意義に投資する「ESG投資」を掲げています。
大前提として、投資段階で経済的に価値の企業であることは必須ですが、社会に貢献している会社であるかという点も選定基準に加えるのです。
- 環境への配慮
- 地域社会への貢献
- 社内の健全性など
このように、バリュー投資を基礎としつつも、後継者に悩む中小企業の救済や、ESGを重視して社会貢献も追求するので、
投資家は、自分自身の資産も増やしながら日本社会にも貢献できるので、素晴らしい投資方法だと思います。
3-3.未公開株式投資なので相場の影響を受けない
一般的に上場企業へ投資すると、会社の株式を保有することとなります。
株式を保有すると、売買のタイミングなどだけではなく、為替などの世の中の情勢によって成果(損益)が左右されてしまいます。
しかし、非上場の企業に投資するトータスパートナーズは、その運用成果(パフォーマンス)もほとんど株式の相場の影響を受けません。
トータスパートナーズの場合は非上場企業の資産など、実在する資産へ投資するため、株式の相場の上下によってリターンが左右されることはありません。
他にも、以下のようなメリットがあります。
- 優良中小企業の将来に貢献できる
- 未公開株式を持っている会社が上場した場合には大きな利益を確保できる
- 上場前の株式は比較的安く手に入る
なので、今後どうなるかわからない経済状況や不況期でも未公開株式への投資は安定したリターンの確保が期待できます。
ですが、未公開株式には以下のようなデメリットもあるので注意しましょう。
- あらゆる条件がそろわないと取引ができない
- 流動性が低く現金化も難しい
- 個人投資家が参加できる案件が少ない
4.評判からわかったトータスパートナーズのデメリット3選
- 手数料が高いため簡単には稼げない
- 新興サービスなのでまだ実績データが少ない
- 最低投資額が高くて一般人は手を出しにくい
評判からわかったトータスパートナーズのデメリットは3つです。
特に実績もなく短期的にあまり稼げる見通しは立っていないという点が大きなデメリットです。
そのため、「ハイリターンを期待する投資信託の中級者や上級者」、「短期間での資産運用をしたい人」にはオススメできません。
トータスパートナーズを実際に利用する前に、具体的にどのようなデメリットや注意点があるのかを確認しておきましょう。
4-1.手数料が高いため簡単には稼げない
一般的な投資信託だと高いものでも初期の契約手数料が3%、信託報酬として2%の手数料がかかってくるサービスが多いです。
ですがトータスパートナーズでは、初期の契約手数料5%と年単位の信託報酬が6%かかる仕組みになっているので手数料はかなり高いです。
他にも稼げるようになると引かれる3種類の手数料があります。
- 契約時に出資額の5%+税、
- 四半期ごと期首純資産×1.5%、
- 利益が出ていれば利益の50%
例えば、最低投資額である1000万円を投資した場合には、契約手数料と信託報酬で約55万円がひかれるということです。
これだけ手数料がかかると出資者の資産は簡単には増えなさそうですね。
しかし、締約手数料に関しては最初だけ引かれますし、長期的な投資をすれば利回り率も増えるので、手数料を差し引いてでも多くのリターンを獲得できるでしょう。
ですが、短期的な投資ではやく稼ぎたいと考えている人には向いていないでしょう。
4-2.新興サービスなのでまだ実績データが少ない
トータスパートナーズは2019年3月に個人投資家へ向けた投資の募集を開始しました。
まだ設立してから間もないサービスなので、実績はほとんどありません。
色々なサイトを見てみると、トータスパートナーズの年利は約10~11%で稼げるということが強調されていました。
しかし、実際にトータスパートナーズを利用したユーザーによると2019年の4~6月の四半期に獲得した年利ははおよそ+1%だったそうです。
本当に11%の年利で稼げるという実績データがまだないので、このユーザーの話だけで考えてみると、現段階ではなかなか稼げないサービスだと言えそうです。
ですが、調べてみると今後利回り11%での運用を目指しているサービスだという意見もありました。
なので、長期的に投資をすれば最大11%ほどの利益も見込める可能性はあるでしょう。
ですが、高い手数料を引くと数年で獲得できる年利は3~8%ほどでしょう。
今後のサービス運用が気になるサービスではありますが、現段階では信頼性があって安定的にリターンがもらえるサービスと断言することはできません。
4-3.最低投資額が高くて一般人は手を出しにくい
トータスパートナーズでは最低投資額が1000万円からと、ある程度まとまった資金でなければ投資できないという特徴があります。
そのため、ここ数年増えてきている最低数万円からでも投資できる投資信託に比べると、投資のハードルは非常に高いです。
なので、余剰資金がたくさんあるお金持ちの投資家以外にはオススメできません。
トータスパートナーズは、私募で投資者を募集するので最低投資額が高くなります。
不特定多数に向けて販売される投資信託より出資者数が少なく、信頼出来る頭以下を見極めなければいけないので一人あたりが出資する金額が大きくなるのです。
しかし、一般的にヘッジファンドでは数千万〜数億円程度の資金が必要になるので、相場で比較するまだ手が出せる範囲といえます。
ですが、中には最低1万円から投資できる「ひふみ」というサービスもあるので、小額から運用したいという人にはオススメします!
中長期的に資産を運用したいお金持ちの個人投資家であれば、検討してみても良いかもしれません。
まとめ |トータスパートナーズは短期的に稼ぎたいならオススメしない!
ネット上の評判から分かったメリット・デメリットを見ると、
- 直販ファンドやESG投資でリスクを減らした投資ができる
- サービスが誕生して2年以内なので実績があまりない
- 短期的にはリターンも少ないが最低投資額は高い
という3つのポイントがありました。
トータスパートナーズは手数料も高く、現段階では利回りも高くありません。
なので結論から言うと、実績のある投資信託サービスで短期的に確実なリターンを確保したい投資家にはオススメできません。
一方で、トータスパートナーズは
- 今後注目されるであろうPEファンドに先に投資しておきたい人
- 日本の中小企業を救って社会貢献したい人
にはオススメできます。
この記事を最後まで読んだあなたが、トータスパートナーズの利用者が訴える、良い意見・悪い意見を十分に理解し、
本当に利用すべきかどうか判断できれば幸いです。