小銭貯金を継続するコツ5選【やり方・銀行口座・貯金箱おすすめ】

毎月○万円貯金、とかは難しいけど、小銭貯金ならはじめられるかな

貯金っていつも継続できないんだけど、どうやったら続けられるんだろう

あなたは小銭貯金に興味をもってはいるが、どうすればいいのかわからないのではないでしょうか。

毎月○万円、という多額の貯金とは違い、毎日少額を自由に貯金していく「小銭貯金」

手軽にはじめられて、普段の生活を大きく変える必要はありません。

一度の貯金額は少ないですが、継続していくうちに徐々にお金が貯まっていきます。

何気ない毎日を過ごしていたら、ちょっとご褒美が買えたり、1泊の旅行にいけたり。

気づいたら貯まっていたお金で気軽にプチ贅沢ができるようになります。

しかし、手軽にはじめられるがゆえに辞めるのも手軽なのが小銭貯金。

何気ない日常を送るなかで継続するのは簡単ではありません。

小銭貯金は効果的な貯金の方法なのか、どうしたら継続できるのか、実際に経験した方の話などを調査しました。

その結果、継続できない理由や、はじめる前に間違ってはいけない思わぬ落とし穴を発見。

この記事では発見した思わぬ落とし穴をすべて公開します。

読めば損せず小銭貯金ができること間違い無し。

あなたも、無駄なく損なく、楽しみながら小銭貯金を続けて、プチ贅沢ができる生活を送りましょう。

1.小銭貯金でどれくらい貯まるのか【最大で88万超えの経験者も】

小銭貯金は、その名の通り貯金箱などに小銭だけを入れて、お金をためていく貯金方法。

一度に大金をいれるわけではないので、誰でも気軽に始めやすいことが特徴です。

すぐに大金が貯まるわけではないですが、「塵も積もれば山となる」という言葉があるように、継続すれば大金にも。

東証マネ部!の「平均は○万円!小銭貯金は貯蓄術として正解か?」では、20~30代の男女200人に小銭貯金についてアンケートを実施。

アンケートから、約半数の人が小銭貯金に挑戦した経験があり、平均で8万以上の貯金ができることがわかりました。

最高額は88万9千円。

期間の指定はしていないので1年間で溜まった金額ではない88万円。桁が大きすぎて遠い先の世界の話に聞こえてきそう。

しかし、毎日100円貯金すれば年間3万円、毎日300円貯金すれば年間10万円以上の貯金に。

続けることができたら、想像以上に多額の貯金ができるな、と思ったのではないでしょうか。

手軽にはじめられて、お金を貯められる小銭貯金。

ためたお金どうするの?となると、小銭のまま使うのは面倒なので、一度銀行に入れたいですよね。

実は、銀行にいれる段階で損をする可能性があります。口座の選び方や入れ方の注意点は何でしょうか。

2.入金で使えるおすすめ口座【小銭入金にはゆうちょがおすすめ】

小銭貯金をして「いざ使おう」と思った時、小銭のままもって、買い物や旅行にいく人はいないですよね。

一度、通帳にいれてカードやお札の状態で使いたいと思うもの。

しかし、口座に入金するのは、ジャラジャラと恥ずかしいし時間がかかるし周りの迷惑にもなります。

では大量にある小銭はどうすれば損なく、スマートに入金することができるのでしょうか。

2−1.入金する方法には窓口とATMがある

入金する場合、銀行の窓口でする方法とATMで行う方法があります。

ATMでの入金は、「メガバンク」と呼ばれる大手金融機関やゆうちょ銀行出ないとできません。

そして、一度に入金できる硬貨枚数の上限は、基本的にどこでも100枚。(三井住友銀行は50枚。)

つまり、枚数が増えれば増えるほど何回も入金の操作をしなければいけません。

また、ゲームコインなどの混入があった場合に機械が停止してしまう可能性も。

ATMで入金しようと思うと、時間がかかり、長蛇の列が後ろにできてしまうことがあるのです。

それに対し、まとめてすべての小銭の入金をしてくれるし、混入物も弾き返してくれる窓口での入金。

しかし、時間のかかる作業であるため手数料が発生します。

せっかくためた貯金が、手数料で少なくなってしまうのはもったいない。

実は、どこの口座に入金するかによって手数料は変わってきます。

では、どこで入金するのが一番損しないのでしょうか。

2−2.銀行による手数料の違い

株沢
株沢

ATMよりも窓口のほうが時間も自分の手間も少なくて済むからそうしたいけど、できるだけ手数料で損もしたくないですよね

実は、小銭貯金の入金で損をしないのは、ゆうちょ銀行です。

各銀行ごとに手数料が存在するのですが、ゆうちょは手数料がかかりません。

実際に、2020年9月時点のデータで比較してみましょう。

銀行名硬貨持ち込枚数ごとの手数料金額(税込)
ゆうちょ銀行何枚でも…無料
三菱UFJ銀行100枚まで…無料
101〜500枚まで…550円
501〜1,000枚まで…1,100円
三井住友銀行300枚まで…無料
301〜500枚まで…550円
501〜1,000枚まで…1,100円
みずほ銀行100枚まで…無料
101〜500枚まで…550円
500〜1,000枚まで…1,320円
りそな銀行500枚まで…無料
501〜1,000枚まで…550円

1,001枚以降では、手数料が550〜660円程度加算されていくところが多いです。

また、窓口で入金する場合に気をつける点は他にもあります。

  • 伝票を分けても1回の取引枚数や1日の取引枚数を合算して手数料が発生する
  • 硬貨の生理に係る手数料のため、入金をやめた場合でも手数料が発生する
  • 手数料は入金する硬貨とは別に準備する必要がある

手数料がかかる場合、もし1円玉ばかりだと入金額と手数料が変わらなくなるので要注意。

どれだけ入金しても手数料がかからないゆうちょ銀行に、入金することがおすすめです。

しかし、実際たまらないと意味がないですよね。

貯めるためにはあなたにあった方法で貯金していく必要があります。

3.小銭を貯める4つの方法

「小銭貯金はじめたいけど、どうやったら継続して貯金できるかなぁ」

「小銭貯金」とひとくくりにしても、方法はさまざま。

今回は4つの方法を紹介します。

  1. 500円玉貯金
  2. つもり貯金
  3. 全額貯金
  4. 365日貯金

あなたにあった方法で、小銭貯金をはじめていきましょう。

3−1.500円玉貯金

500円玉だけをためていく「500円玉貯金」

小銭の中で一番大きな額なので、簡単に多額の貯金をためやすいのが特徴です。

ただ、あまり手元にない場合が多かったり、一気に手持ちの金額が減るのが難点。

500円玉貯金専用の貯金箱があるので、挑戦したい人は買ってみるのもおすすめです。

NEWクリスタルバンク 30万円貯まるBANK グリーン

価格:¥714

10万円貯まる本 日本一周版

価格:¥1,500

3−2.つもり貯金

ジュースを買いたいけど買わずに、買ったつもりでその金額を貯金する「つもり貯金」

無駄遣いをすることがなくなり、その分貯金されるので毎日少額ですが続けやすい方法です。

しかし、「これくらい貯まったし今日くらい我慢しないでいいや」という日が発生し始めると注意。

「我慢しなくてもいいや」から、「ちょっとくらい使っても問題ない」という思考に変化しやすいです。

ずるずる毎日お菓子やジュースを買ってしまったり、「ちょっとご褒美」といいものを買ってしまったり。

つもり貯金を続けるには、まめに口座に入金することをおすすめします。

3−3.全額貯金

あまり小銭を使わないから、毎日財布の中にある小銭をすべて貯金する「全額貯金」

どうせ小銭使わない、小銭が多いと財布がかさばるから嫌だ、という方にはおすすめの方法です。

特に、「普段カードだから、カードとお札だけ持ち歩いてる」というようなビジネスマンにはおすすめ。

どうしても現金でしか支払いが出来なくなった時に発生した小銭を、毎日全額貯金することができます。

ただ、全額を入れるとなると一日の貯金額が大きくなってしまうのが、全額貯金。

もし全部が厳しいようなら、「50円以下の硬貨全部」というように、全額の内容を絞るのもおすすめです。

3−4.365日貯金

ゲーム感覚で毎日貯金して、1年で6万円以上貯めることのできる「365日貯金」

1から365のマスをつくって、毎日貯金できた金額に色を塗る、という簡単な方法。

毎日少額でいいので気軽にはじめられます。

また、貯めれる日は一日2マス、貯めれない日は貯めない、という方法もあるので、自分のペースでの貯金も可能。

自分なりのルールを決めたらあとはゲームのように楽しむだけ。

ただのマス目でも楽しめますが、なんだかそれだけだと面白くない、というあなた。

【全10種類】365日貯金シートで楽しくぬりえ貯金しよう!無料でダウンロードできるかわいい貯金シート&アプリまとめ」でさまざまなフォーマットがあるので試してみては。

さまざまな方法がありますが、小銭貯金の1番大事なことは「継続すること」

一番大事で、一番難しいですよね。

実際続かない原因には何があるのでしょうか。

4.小銭貯金の経験者2人が語る長続きしなかった理由

少額からで手軽に始めやすい小銭貯金。

しかし、あまり長続きしなかった、との声もよく聞きます。

500円ばかりを集める500円玉貯金をしていたAさん。

500円玉を集めるために、お会計で細かい金額を計算するようになりました。

はじめは500円玉をつくることが楽しかったAさんですが、次第に面倒に

最終的には、やめてしまいました。

3ヶ月で1万円貯める!と意気込み小銭貯金をはじめたBさん。

はじめは目標に燃え、毎日少額でも取り組んでいました。

しかし、目標に対する熱が冷めるのも時間の問題

金額の目標のために節約し、貯金をする毎日が楽しくなくなってしまい、やめてしまいました。

ふたりのやめた理由は2点です。

  1. 決まった金額のお釣りをもらうためのお会計がめんどくさくなった
  2. 目標を決めすぎて、モチベーションが続かなかった

意気込んではじめてもそう簡単に続かなさそうな「小銭貯金」

どうすれば継続して貯めることができるでしょうか。

5.小銭貯金を継続するためにしたほうがいいこと【5つのコツ】

少額で手軽にはじめられるとはいえ、継続するのが難しい「小銭貯金」

「じゃあ私は継続できなくてすぐやめてしまうかも」と思ったあなた。

誰でも継続しやすくなるコツがあります。

継続しやすくなるコツを5つ紹介します。

  1. 目標を決めすぎない
  2. 貯めないといけない!と思わない
  3. 無理な額は貯金しない
  4. 財布を小さくする
  5. スケルトンで小さめの貯金箱を選ぶ

5−1.目標を決めすぎない

まずは、目標を決めすぎないこと。

目標を決めたほうが、モチベーションになるんじゃないの?

実は、明確な目標を決めてしまうと、1回でもうまくいかなかった時があるだけで続きません。

例えば、学生時代のテスト後。あまり点数のよくなかった英語を見て

「毎日単語10個暗記しよう」

と目標をたてたことありませんか?

はじめの1週間くらいは続くのですが、その後は続かなくなることがほとんど。

結局次のテストも点数は上がらなくて同じ目標をたてる、という繰り返し。

貯金も一緒。「毎日〇〇!」系の目標は、長続きしにくいです。

今からはじめるのなら、目標は決めず「貯められるだけ貯めよう」くらいの軽いスタンスではじめることをおすすめします。

5−2.貯めないといけない!と思わない

貯めることに執着するのはやめましょう。

少額で手軽に始められて、ちょっと貯まってたらなんだか嬉しい「小銭貯金」

貯めないといけない、使っちゃいけない、と固執しすぎるのは要注意。

完璧にしようとすると、すぐ息切れしてしまいます。

貯められなかった日があってもOK。先月より貯金額が少なくてもOK。

また、方法が自分に合わないこともあるので、やめてもいい、くらいのスタンスではじめましょう。

5−3.無理な額は貯金しない

毎日少額の貯金を重ねていくと、思ったより多くの金額が貯まる小銭貯金。

普段と変わらない生活をしていたはずなのに、貯まった金額でぜいたくができる、というのが特徴でしょう。

しかし、貯金を目的に生活が厳しくなるような金額を貯金してしまうと元も子もありません。

「頑張ればこの額貯金できるかな」という金額を貯金するのはやめましょう。

無理のない範囲で、貯金することを心がけてください。

5−4.財布を小さくする

小銭貯金をしたい方は、小さくてあまり小銭が入らない財布がオススメ。

あまり小銭が入らないため、小銭を財布に入れておくストレスがたまり、貯金することへのストレスが軽減されます。

継続のためには、そもそも感じるストレスを軽減させることがファーストステップ。

まずは財布を小さくして、小銭を財布から貯金箱に入れるストレスを軽減しましょう。

5−5.スケルトンで小さめの貯金箱を選ぶ

継続に1番必要なのは、「達成感」

貯まっていく感覚や、達成感を感じるのに効果的なのが貯金箱。

貯まっていくのを目で見れるようにスケルトンにして、達成感を感じるために小さいものを選びましょう。

あとは、自分の気持ちを向上させてくれるようなデザインのものを選ぶのをおすすめします。

6.おすすめの貯金箱3選

小銭貯金を今から始める人におすすめしたい貯金箱を紹介します。

テンヨー(Tenyo) ミクロバンク

価格:¥1,100

小銭を入れると実際よりも小さく見える貯金箱。

不思議な見え方をするため、毎回硬貨を入れることが楽しくなること間違いなし。

容量も100円玉が80枚程度と少量なので達成感を感じやすく、小銭貯金をはじめてする人におすすめです。

YZX FASHION ブタ缶BANK

価格:¥2,099

ぽちゃっとした子豚のかたちをした貯金箱。

かわいらしい見た目のためインテリアとしてもピッタリな商品。

少し大きめなので、目標金額があってその額まで貯金したい人にはおすすめ。

貯まりきった達成感を感じるためには少し時間がかかりますが、インテリアとして楽しみながら貯金できるでしょう。

ちなみに、貯金箱と言えば豚、というイメージがありませんか?

実は貯金箱に豚の形が多いのには理由があるのです。

  • 肉や皮だけでなく血液や骨まで使えることから、無駄遣いの真逆の存在であるため
  • 一度に10頭くらい出産することから、繁栄を連想できるため
  • イギリスの職人が「PYGG(陶器)」と「PIG(豚)」の貯金箱を聞き間違えたため

知っていましたか?

実は日本だけでなく、世界的に有名な豚の貯金箱。

縁起もいいため、験担ぎで豚の貯金箱を使ってみてもいいかもしれませんね。

トイボックス 銭別銀行とりだし君

価格:¥1,527

小銭の種類ごとに自動で分別してくれる貯金箱。

小銭が分別されていく様子は、子どもでも見ていて飽きない構造になっています。

見ていて飽きないため、貯金することを楽しむことができますね。

硬貨の種類によって貯まっていくスピードが違います。

種類ごとに貯まった達成感を感じることが出来るため、継続しやすいです。

ただ、貯まるスピードが違うため種類ごとに入らなくなったら取り出して使わなければなりません。

貯金箱の中から出すことをめんどくさいと感じるならば、あまり合わないかも。

続けるためにはあなたが「楽しい」と思えることは欠かせません。

あなたが楽しみながら貯金することのできる貯金箱を探してみてください。

まとめ|キャッシュレス化に伴い普及するポイント貯金も使わないと損

楽しみながら続けられて、続けたら続けた分だけお金が貯まる小銭貯金。

貯め方も貯金箱も、あなたの気分が高鳴るような、楽しくなるようなものを選んでみてください。

ただ、小銭貯金の一番の難点は、現金を使わないと小銭が貯まっていかないこと。

キャッシュレス化が進む今は、現金をあまり使わない人も増えてきているはずです。

「キャッシュレスで決済してたら、貯金できない?なら現金にしようかな」と思ったそこのあなた。

キャッシュレスでも小銭貯金と同様に、何気ない毎日のなかで貯金することができます。

それが、ポイント貯金。

小銭貯金と並行して使うことをおすすめします。

ポイント貯金は、クレジットカードなどでの支払いでポイントを貯めて、貯まったポイントを換金するというものです。

ポイントを貯める活動を略して「ポイ活」と呼んだりも。

現金支払いかカード支払いかによって、小銭貯金とポイ活を並行して取り組んでみたらいかがでしょうか?

ポイ活についてはポイ活キングというサイトで、専門家が詳しく紹介しているので見てみてください。

また、貯めたポイントを増やすために投資をする「ポイント投資」というものもあります。

出典:NTTドコモ

ポイント貯金やポイント投資で大事なのは、無理に買い物をしてポイントを貯めようとしないこと。

買いすぎては本末転倒。

ただ買い物してたらなんか貯まってた。貯まったポイントを投資したら額が増えた。

ただ毎日を送っているはずなのに、お金が増えているような感覚。

小銭貯金もポイ活も1回1回で貯まる額は少ないですが、積み重ねれば多額になります。

普段の生活の中での何気ないあなたの意識の変化で、小さな幸せが訪れることを願っています。

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