- ローリスク投資にはどんな種類があるの?
- 少額からでもローリスク投資で稼げるの?
ローリスク投資で稼ぎたいあなたは、どの投資法を選べばよいかわからず困っているはず。
ローリスク投資を成功させる投資手法は、6つの条件から判断可能です。
またローリスク投資のリターンを最大化する方法は、許容リスクを明確にすることです。
逆に間違った判断基準で投資手法を選んでしまえば、リスクだけが拡大化し大失敗してしまう羽目に。
この記事では、あなたにとってベストな投資手法と、利益を最大化するための4つのコツが理解できます。
ローリスク投資だからといって油断せず、正しい手順で投資手法を選びましょう。
1. ローリスク投資は損失リスクが低い安定した投資
ローリスク投資とは、損失リスクの低い投資手法です。
そのため投資初心者や投資に不信感のある人でも、精神的な負担が少ない状態で投資可能。
またローリスク投資のメリットは、損失額が少なく済むことです。
ローリスク投資で損失が出たとしても、株式取引や為替取引のように元本が0円以下になることはありません。
ただしローリスク投資のデメリットは、得られるリターンが少ない点。
ローリスク投資で得られる利子などは、1%から高くても7%程度が目安となります。
リスク・リターンは比例する関係にあります。
もしもローリスク・ハイリターンな投資方法があれば、全ての人がその投資手法を利用しているはず。
しかし現実は違います。
つまりローリスクハイリターンな投資は絶対に存在せず、
- 簡単に稼げる
- 絶対稼げる
といった投資は100%嘘です。
そのためローリスクで投資したいのなら、得られるリターンも小さくなってしまうことを理解しておきましょう。
2. ローリスクで運用できる7種類の投資
ローリスク投資を始めるために重要なことは、具体的な投資手法の決定。
しかしローリスク投資の手法は複数あり、どれを選べばよいかわからず困ってしまいます。
そのためここでは、6つの条件からあなたに適した7つのローリスク投資手法を紹介します。
投資手法 | 必要資金 | 難易度 | 満期 |
---|---|---|---|
金投資 | 数千円から | 普通 | なし |
外貨預金 | 数千円から | 低い | 1ヶ月~数年単位 |
定期預金 | 数万円から | 低い | 数年~数十年単位 |
貯蓄型保険 | 数万円から | 低い | 数十年 |
海外積立投資 | 数万円から | 普通 | 数ヶ月~数十年 |
インデックス投資 | 数千円から | 普通 | 数ヶ月~数十年 |
個人向け国債などの債権投資 | 数万円から | 低い | 数年単位 |
投資手法 | リスク要因 | リターン | 考えられる損失率 |
---|---|---|---|
金投資 | 価値の下落 | 低い | 数%~数十% |
外貨預金 | 為替変動 | そこそこ | 数% |
定期預金 | 銀行の破綻 | かなり低い | なし |
貯蓄型保険 | 病気、怪我 | 低い | なし |
海外積立投資 | 価格の下落 | 多い | 数%~数十% |
インデックス投資 | 景気の悪化 | 多い | 数%~数十% |
個人向け国債などの債権投資 | 会社、国のデフォルト | そこそこ | なし |
金投資はリスク・リターンの変動がありますが、少額~中程度の資産の長期運用に向いています。
また外貨預金や海外積立投資、インデックス投資などは元本割れのリスクはあるものの、他の投資手法よりも利率や配当は大きくなります。
一方で定期預金や貯蓄型保険、個人向け国債などは利子などが少ないものの、長期的かつ確実な資産運用方法と言えるでしょう。
種類1. 商品価値がゼロにならない「金投資」
金製品や金自体を購入することも、ローリスク投資の一つ。
金は数万円から購入可能な上、価値がゼロにならない優良な資産といえます。
イギリスの大手新聞社であるguardian誌では、金の価値について以下のように述べられています。
Gold is not the rarest metal, but it’s quite hard to find and extract in large quantities with pre-industrial technology. Its principal characteristics of being highly corrosion-resistant and easily worked made it highly desirable (and still do) for decorative purposes, and even more so industrially, e.g. where you need high quality electrical connectors.
引用元:guardian.co.uk
これは要約すると、抽出難易度の高さや、耐腐食性が高く錆びにくい物を作り出せるということが価値として大きいということです。
特に電子機器などでは内部の錆びにくさが重要となるため、金が使われることもしばしば。
つまり通貨信用がなくなったとしても、金は必要な資源となるため、その価値が下がることはありえません。
ただし購入や売却には手数料が必要な点や、利子がない点はデメリットといえます。
種類2. 少額から為替に挑戦したいなら「外貨預金」
外貨預金は外貨で預金を行う投資手法です。
外貨預金で得られる利益は2つ。
- 預金による利子
- 為替変動による利益
外貨預金は為替変動の影響を受けるため、利子よりも損失が大きくなる可能性があります。
例えば1ドル100円時に10万円を預金し、1ドル99円のときに引き出してしまうと、1000円の損失がでてしまいます。
1000円の損失なら問題ないと感じるかもしれませんが、金利が0.1%や0.2%等の場合は、利子よりも損失が上回る可能性があるため注意して下さい。
また為替変動による損失リスクがあることから、外貨預金をする時はできるだけ円安のタイミングで開始しましょう。
種類3. 少額でも安定した利子を狙うなら「定期預金」
定期預金は、最もリスクの低い投資手法です。
定期預金は、お金を預けることで預金額から利子を受け取る投資手法です。
つまり元本が減ることは、銀行の破綻や通貨価値の下落以外にありえません。
そのため定期預金は、ローリスクローリターンで確実に資金を増やせる投資手法です。
ただし金利は極小のため、利子で生活費を稼ぐということは不可能です。
また利子の恩恵を受けられるタイミングは、5年や10年など預金期間が満期になった時のみです。
種類4. 健康自慢が長期的に資産運用するのなら「貯蓄型保険」
貯蓄型保険とは、貯蓄をしながら保険に保険をかけられる投資手法です。
貯蓄型保険には満期が設定されているため、満期終了後に払った分が戻ってきます。
また払い戻される金額は、自己や病気で保険を下ろさない限り、必ず払った金額よりも大きくなります。
ただし貯蓄型保険のデメリットは期限が長いことや、利子が少ないことが挙げられます。
例えば明治安田生命の積立保険では、満期払い戻し額は103%。
つまり受け取れる利子はたったの3%のみです。
したがって貯蓄型保険は簡単に安定した資産運用が可能なものの、利回りの低さや期間の長さが難点です。
種類5.とにかく高い利回りを狙うなら「海外積立投資」
海外積立投資は、海外の会社を利用してファンドに分散投資をします。
利回りが高く、税率が低いことから、近年注目を集めています。
ただし海外積立投資は外貨投資のため、為替変動の影響を受けてしまいます。
加えて日本語で利用できるプラットフォームがほとんどありません。
さらに海外積立投資に関する詳しい情報は、基本的に英語の文献ばかりです。
また規約により途中解約ができないこともあるため注意が必要です。
ただし利回りや税率の観点からローリスク投資としては便利なため、英語が話せる人や理解できる人にはオススメの投資手法といえるでしょう。
種類6. とりあえず株式投資をしてみたい人は「インデックス投資」
インデックス投資は、特定の銘柄ではなく株式市場全体に投資する手法です。
株式市場全体を投資対象とするため、特定の業界や銘柄の専門知識は必要ありません。
そのため情報収集が簡単で、初心者でも簡単にローリスク投資を始められます。
ただし証券会社によっては手数料が高かったり、経済的な影響から元本割れを起こす可能性があるため注意しましょう。
どこの証券会社から始めればよいかわからない人には、SBI証券や楽天証券のインデックス投資がオススメです。
種類7. 数年越しに元本の数%を受け取れる「個人向け国債などの債権投資」
債権とは、国や会社などの借金を買い取る投資手法です。
債権投資では借金を債権として買い取ります。
そして債権にはそれぞれ満期が設定されており、満期になると購入額と金額に応じた利子が帰ってきます。
したがって債権投資は、個人が会社や国にお金を貸す投資手法と言えます。
ただし債権投資は満期が長く、利子も決して高いとは言えません。
例えば日本国債は満期が3年、5年、10年で設定されており、それぞれ利率は年率0.05%です。
したがって5年間投資したとしても、0.25%しか利子として受け取れません。
一方で国債は元本保証がされているという絶大なメリットがあるため、とにかくローリスクで安定した投資をしたい人にはオススメです。
3. 少額からローリスク投資を成功させる4つのコツ
ローリスク投資はリスクが低いものの、必ず成功する保証はありません。
また定期預金や国債など元本保証がある手法は、期間あたりの利子が非常に少ないです。
そのためローリスク投資をする上では、手法の選び方以上に資産を最大化させるテクニックが重要です。
そのためここでは、あなたがローリスク投資で資産を最大化させるために重要な、4つのコツを解説します。
リスクを減らしリターンを増やすことは、少額からの資産形成を成功に導きます。
コツ1. 分散投資をする
分散投資とは、投資対象を複数に分ける投資手法です。
分散投資は特定の銘柄や商品に全額投資せず、複数に分けることでリスクを回避できます。
一つの商品で損失が出たとしても、他の商品で利益が出ていれば損失をカバーできるからです。
そのため、
- 債権投資と外貨預金
- インデックス投資と貯蓄型保険
など複数の商品へ投資しましょう。
分散投資により損失をカバーし合ったり、さまざまな投資手法を学ぶことで投資の勘が培われる可能性もあります。
コツ2. 投資を勉強をする
ローリスク投資をする場合でも、相場や投資に詳しくなることは重要です。
ローリスク投資だからといって資産を放置することは、場合によっては元本割れの原因に。
またローリスク投資で増やせる資産には限りがあり、多額の資産を築きたいのであればリスクのある投資も選択する必要性も。
その際に油断して足元を救われないよう、ローリスク投資の場合であっても投資の勉強をしておくことが重要なのです。
コツ3. 余剰資金を投資する
余剰資金を投資することは、心の余裕に繋がります。
余裕のある投資は、焦りや欲求からくる失敗を未然に防いでくれます。
仮に損失が出たとしても、余剰資金なので問題ないと割り切れるからです。
一方資産を全て投資したりハイリスクな商品へ投資することは、判断力の低下につながります。
さらに大事な資産に損失が出ることで、余計に焦ってしまったり、無駄なリスクを取って資産を取り返そうとしてしまいます。
その結果、抑えられたはずの損失を拡大させてしまうのです。
そのためローリスク投資を狙っている人は、大事な資産は残したまま、余剰資金のみを投資に回しましょう。
コツ4. 許容リスクを明確にする
最適な投資法を選ぶ上で重要なことは、許容リスクを明確にすることです。
許容リスクがはっきりしていれば、もっともリターンの大きな投資法を選べます。
例えば、外貨預金は定期預金よりもリスクが高い反面、得られるリターンも大きいです。
そして外貨預金で被りうる最大限のリスクを許容できるのなら、定期預金より得られるリターンの大きな外貨預金が最適です。
したがって許容リスクを明確にしておくと取れる最大限のリスクが取れるため、必然的にリターンも大きくなるのです。
まとめ|許容リスクに合わせて投資の種類を選ぶ
ローリスク投資のためにやるべきことは、大きく分けて2つ。
- コツを理解する
- 投資の種類を選ぶ
ローリスク投資を成功させるコツの中でも重要なことは、許容リスクがはっきりしているかどうかです。
許容リスクの範囲内で投資すれば、得られるリターンを大きくするだけでなく、精神的な負担の軽減に繋がります。
許容リスクを明確にするためには、何%までの損失を許容できるか計算するとよいでしょう。
許容リスクは以下の式で求められます。
可能性のある損失額 = 考えられる損失(%)×投資予定額
投資手法 | リスク要因 | 考えられる損失率 |
---|---|---|
金投資 | 価値の下落 | 数%~数十% |
外貨預金 | 為替変動 | 数% |
定期預金 | 銀行の破綻 | なし |
貯蓄型保険 | 病気、怪我 | なし |
海外積立投資 | 価格の下落 | 数%~数十% |
インデックス投資 | 景気の悪化 | 数%~数十% |
個人向け国債などの債権投資 | 会社、国のデフォルト | なし |
とにかく安定を取りたい人は定期預金や国債、貯蓄型保険への投資がオススメです。
一方為替などの変動リスクをとってでも利率の高い投資をしたい人は、その他の投資法がおすすめです。
またその中でも資産を資源として確保したい、一攫千金を狙いたい、という人は金へ投資しても良いでしょう。
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