【使わないと損】SBBO-Xの3つの魅力!知らないとヤバい欠点

SBI証券の「SBBO-X」って文字をよく見るけど、一体何なんだろう。

SBI証券会社から、SBBO-Xをいうサービスがスタートしました。

耳にしたことはあるけど、どういうシステムなのかよくわからない人も多いのではないでしょうか。

SBBO-Xは、手数料が普段よりも低価格で、有利な価格で取引ができるシステムです。

お得に株式の取引ができるSBBO-X。

ただ、お得に取引ができるだけでなく利用の条件やデメリットももちろん存在します。

本記事では、SBBO-Xのメリットやデメリット、実際の利用者の声をご紹介します。

この記事の結論!
  • SBBO-Xをうまく活用すれば、お得に株式取引ができる。
  • アクティブプランのほうが手数料がお得なこともあるので要注意。

※当記事は2024年7月現在の情報を記載しております。

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1.SBBO-Xとは【SBI証券が提供する新たな株式取引】

SBBO-Xってどんなサービスなの?

SBBO-Xは「SBI Best Bid Offer-X」の略称。

SBIプライム証券のダークプールと呼ばれる仕組みを使ったサービスです。

ダークプールを使うと、最も有利な価格で約定できる取引所に自動的に発注することができます。

ただ、「ダークプール」と言われてもよくわからないですよね。

実は、ダークプールというのは株式の取引ができる場所です。

取引所以外で取引できるの?

株沢
株沢

株式の売買は取引所だけでなく、3つの場所で行うことができます。

まずは、株式の売買ができる3つの場所の違いを紹介します。

1-1.株式の取引ができる3つの場所の違い

株式取引って、証券取引所じゃないとできないのかな?

普段あなたが株式の売買を行うのは東京証券取引所をはじめとする「取引所」ではないでしょうか。

しかし実は、ほかにも株式の売買ができるところがあるのです。

それが下にある3つの場所です。

  1. 取引所
  2. ToSTNeT(ダークプール)
  3. 私設取引所(PTS市場)

一般的に株式を買うときに利用するのは取引所です。

まずわたしたちが証券会社に注文し、証券会社が仲介して取引所に発注を行います。

そして、取引所で売買が成立したら株式を購入することができる仕組みです。

しかし、株式の売買は取引所を介さないでも行えます。

その場所が私設取引所(PTS市場)と呼ばれるものです。

取引所ではないため、夜間でも取引も可能です。

そして、これまで機関投資家だけに開放されていたのがダークプールです。

取引所を仲介するほかの取引とは違い、証券会社とのかかわりだけで売買が可能です。

取引所を仲介しないため、取引状況が一般には公開されません。

取引所を仲介せず、表に出ない取引が「ダークプール」と呼ばれています。

また、ダークプールを用いると証券会社が取引所に支払う手数料がかかりません。

つまり、証券会社が手数料をかけずに取引でき、その結果投資家も格安の手数料で取引することが可能です。

さまざまな取引方法がある株式売買。

では、SBBO-Xは何がいいところなのでしょうか。

1-2.最も有利な価格で取引できるSBBO-X

SBBO-Xのよさを伝える前に、既存のSOR注文について紹介します。

SOR注文は「Smart Order Routing 注文」の略称です。

SOR注文を用いると、取引所と私設取引所の中で、一番有利な価格で取引できる場所を自動選択してもらえます。

つまり、自分で比較しなくても有利な取引を証券会社が自動的に見つけてくれるというわけです。

そして、SBBO-Xは、SOR注文にダークプールも加わったものです。

SBBO-Xを使えば、取引所・私設取引所・ダークプールのすべての価格を自動的に比較してくれます。

比較の結果、一番有利に取引できる場所を選ぶことができます。

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2.SBBO-Xが利用できる2つの条件

お得に株式の売買ができるSBBO-X。

ただ、誰でも利用できるわけではありません。

SBBO-Xの利用には2つの条件があります。

  1. 20歳以上
  2. 国内で1年以上の現物取引経験

年齢や経験年数は月末時点で判定し、翌月の11営業日目より利用することができます。

国内現物株式の取引年数は、口座の登録情報やSBIでの取引履歴をもとに判定されます。

通常の株式や債券などの取引を指す、現物取引。

その時の市場の時価で計算した売買代金を受け渡すことで行われています。

現物取引は、持っている資金や株式の売買しかできません。

保有資金を超える額を借りて取引を行う信用取引などはSBBO-Xで利用することはできないというわけです。

3.SBBO-Xを利用する3つのメリット

SBBO-Xのことは分かってきたけど、活用したらどんなメリットがあるの?

SBBO-Xを利用した結果、得られるメリットは何があるでしょうか。

ここでは、3つのメリットをご紹介します。

  1. 一番有利な価格で取引ができる
  2. 株式取引手数料が割引になる(最大無料)
  3. 呼値が0.1円刻みで取引できる

3-1.一番有利な価格で取引ができる

株式の取引ができる取引所・ダークプール・私設取引所の3つの場所。

SBBO-Xを使えば3か所の中で一番有利な価格で取引できる場所を自動的に探してくれます。

株式売買ができるすべての場所を網羅しているので、SBBO-Xを使えばお買い得なことは間違いなし。

また、ダークプールを使えば取引所を介さない、匿名での取引も可能になります。

3-2.株式取引手数料が割引になる(最大無料)

SBBO-Xを活用すると、現物スタンダードプランを利用することができ、手数料が安くなります。

また、スタンダードプランとは別に毎月の国内現物株式売買代金等の条件による4段階のランク分けもあります。

一番上のランクのプラチナでは、1注文の約定代金がいくらであるかにかかわらず、取引手数料は無料です。

また、一番下のランクのブロンズでも、スタンダードプランのからの割引率は約10%となっています。

3-3.呼値が0.1円刻みで取引できる

SBBO-Xを利用すると、呼値が0.1円刻みで取引できます。

取引所取引での呼値は、基本的に1円からとなっています。

呼値が0.1円刻みで取引は、注文価格についてより細かく指定することができます。

注文価格を細かく指定すると、少しでも利益が出る取引の実行が可能になります。

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4.SBBO-Xを利用する3つのデメリット

SBBO-Xを利用するメリットがたくさんあることは分かったけど、どんなデメリットがあるんだろう

ここまでSBBO-Xのメリットばかり見てきました。

しかし、メリットがあるものにはデメリットも少なからずあるものです。

実際にSBBO-Xを利用するうえで起こりうる3つのデメリットを紹介します。

  1. 現物スタンダードプラン以外は適応されない
  2. 注文するための制限が存在する
  3. 割引の適用が行われない場合がある

4-1.現物スタンダードプラン以外は適応されない

SBIでの取引にはスタンダードプランとアクティブプランが存在します。

スタンダードプランは1注文ごとの約定代金により手数料が決まり、アクティブプランだと1日の合計約定代金により手数料が決まります。

100万円まで手数料が0円で取引が行えるアクティブプラン。

つまり、大きな額を動かさないのであればアクティブプランのほうがおすすめです。

手数料の決まり方最低手数料代金
スタンダードプラン1注文ごと5万まで50円
アクティブプラン1日の合計約定代金1日100万まで無料

ただ、SBBO-Xで取引をする場合に適用されるのはスタンダードプランのみ。

アクティブプランを利用している場合、1日の合計額が100万円以下だとSBBO-Xでは手数料が必要になる可能性があります。

つまり、SBBO-Xを利用すると損をする可能性があるということです。

自動的にスタンダードプランでの利用に切り替わるため、アクティブプランを普段利用している人は要注意です。

4-2.注文するための制限が存在する

SBBO-Xは、取引所と私設取引所の中で一番有利なところを自動で判断するSOR注文にダークプールが加わったもの。

そのため、発注方式は「SOR注文(成行/指値)」のみです。

すぐに売買したいときや、自分の希望価格での売買をしたいときにはSBBO-Xは活用しやすいです。

しかし、約定を指定した発注や執行条件付注文、逆指値注文ができません。

一般的な成行注文・指値注文しかできず自由な発注ができないため、損をする可能性があるともいえます。

4-3.割引の適用が行われない場合がある

手数料の割引が行われるSBBO-X。

しかし、SBBO-Xを利用したからと言って必ず割引が適用されるわけではありません。

SBBO-Xでの発注を行っても、マッチングの結果SBBO-X内で約定できないことがあります。

もしSBBO-X内で約定ができないと、通常通り取引所で約定した時と同じ手数料が必要になります。

SBBO-Xを利用すれば確実に手数料が割引されるわけではないので要注意です。

では、実際に利用している人はどのような感想を持っているのでしょうか。

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5.【株式経験者が語る】SBBO-Xのいいところ・悪いところ

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Web上での意見

条件が合えば、出来値が東証比で有利になったり現物手数料が割引になったりするだけで、取引所より悪くなることはありません。なんでとりあえず申し込みでぜんぜんokですよ☆

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Web上での意見

運がいいと証券取引所を通さないで約定し、手数料がちょっとだけ安くなります。
自動判別されるので深く考える必要もありませんし。

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Twitterでの意見

SBBO-X 申し込んで見た。
間違えてクリックしたら、手数料の割引と有利な条件で約定できるそうな。今まで気付かなかった。

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Twitterでの意見

だいぶ前だが『このたび、お客さまは、「SBBO-X」サービスのご利用権を獲得されました。』という案内がきてるんよね。これ利用したほうがいいのかね、ダークプール利用できるようになるみたいだけど。手数料も割引か完全無料になる。ただしアクティブプランでは手数料は意味なさそう・・。

手数料が割引されるSBBO-Xに対して、ポジティブな印象を持っている人が多そうです。

ただ、アクティブプランでは割引が適用されないことを気にする声も多いようです。

普段低額でアクティブプランを活用している人からしたら、手数料を懸念することになるでしょう。

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まとめ|SBBO-Xを使ってお得に株式取引しよう

有利な価格で手数料も低く株式の売買ができるSBBO-X。

しかし、間違えてアクティブプランで運用すると手数料の割引が使えないことがあります。

1日に100万円以上のの運用を行う方は、手数料が格安になります。

今もしアクティブプランを活用していたとしても、スタンダードプランに変えてSBBO-Xを使ってみてください。

少なくとも、今よりも10%以上手数料を少なく取引することができます。

また、逆指値注文や執行条件付注文などの取引も不可能なのがSBBO-Xの特徴。

損切のラインを決めて運用しているのであれば、普段と異なる取引になるはずです。

ただ、一番お得な価格での取引ができるため、うまく活用すればお得に取引できること間違いなしです。

これまで国内で現物株式取引の経験がある場合は、ぜひSBBO-Xを活用してみてください。

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