クラウドファンディングのUnicornって何?ユニコーン企業をもじっただけ?
実績が見当たらないけど、本当に信頼できる会社なの?
この記事を読んでいるあなたは、「Unicorn(ユニコーン)」について、
「株式投資は難しいらしいけどクラウドファンディングもそうなのかな…」
「どのサービスが使いやすいんだろう…評判が知れたらなあ」
と思っているのではないでしょうか。
結論、Unicornは、「AIやヘルスケア部門に特化した企業を支援したい人」にオススメの投資サービスです。
また、案件を掲載している企業にはすべて株式優待の義務を課しているので、投資家は優待が得られます。
Unicornのような株式投資型クラウドファンディングは、成功すれば「一攫千金」、「エンジェル税制により節税」ができます。
「Unicorn」では、基本的なメリットに加えて、「株式優待により投資の実感を得られる」でしょう。
しかし、「Unicorn」はメリットだけでなく、「実績がない」など不安が残るデメリットも存在します。
そこでこの記事では
公式サイトのみならず、丸3日かけて多くの比較記事や紹介記事、ネット上の口コミを調べ上げた私が、
「Unicorn」の評判をもとにメリット・デメリットを解説し、他社サービスと比較した特徴、実績もお伝えします。
あなたの投資額を想定したシミュレーションや現在行っているキャンペーン、オススメの案件も紹介。
最後まで読めば、株式投資型クラウドファンディングのプラットフォーム「Unicorn」について正しい知識を持てます。
そして、投資家登録、その後の投資手順についても不安なく行えるでしょう。
- UnicornはAI・ヘルスケアに特化した最先端技術案件のプラットフォーム
- ベンチャー企業投資が5万円という低価格で行える
- 金融資産を200万円以上保有している必要がある
- 案件が少なく成功実績もあまりない
1.Unicornとは?先進技術案件の投資に特化した株式投資型クラファン
Unicornは、株式投資型クラウドファンディングプラットフォームの一つ。
提供する案件のコンセプトは、
「社会の課題を解決する可能性がある企業」
「最先端技術で社会を豊かにする企業」
としています。
それゆえ、AIを使った新規性のあるサービスや、ヘルスケア部門の先進技術に関連した案件が多い傾向です。
Unicornの運営をしているユニコーン株式会社は、プラットフォーム経営だけを行っているわけではありません。
事業主の経営の悩みを解決するコンサルティングや、起業家の為のトータル支援プログラムも提供しています。
サービス名 | Unicorn(ユニコーン) |
運営会社 | 株式会社ユニコーン |
本社 | 東京都港区元赤坂1丁目7番18号 KIZUNA EAST |
設立 | 2015年12月28日(リリースは2019年7月) |
累計成約額 | 約6億1,469万円 |
累計成約件数 | 17件 |
イグジット実績 | 0件 |
手数料 | 指定口座への振込手数料のみ |
公式URL | https://unicorn-cf.com/ |
株式会社ブレイブ・クロス・テック
- 「βサイアロン」で製造した高性能かつ安価なベアリングボール製造
- 設立2019年12月
- 企業リンク:https://www.brave-8.com/
1回目 21,700,000円
2回目 38,500,000円
合計 60,200,000円
株式会社ディビイ
- AIを活用した文章突合ソリューション、データマネージメント
- 設立2015年5月
- 企業リンク:https://d-be.co.jp/
1回目 80,000,000円
2回目 19,900,000円
合計 99,900,000円
2.Unicornをおすすめできる人4タイプ
サービスの特徴や情報を考慮して、4つのタイプの人にUnicornはおすすめです。
2-1.低価格で投資を始めたい人
株式投資型クラウドファンディングは、未公開株式を購入し、企業の成長を資金面で支援します。
専用プラットフォームを経由した、安価で行えるプチ・エンジェル投資のようなものです。
エンジェル投資と違うところは、主に2つ。
- クラウドファンディングによる資金調達なので、低価格で行える
- 資金提供後は基本的に放置でOK
ただ、通常の株式投資に比べリターンが大きいことに変わりはありません。
1株10万円ほどという、エンジェル投資にしては低価格で投資が行えるので、株式をいくつか買うために1株の値段を抑えたい方におすすめです。
2-2.株主優待も受けたい人
1.購入型 | 2.融資型(ソーシャルレンディング) | 3.株式投資型 | |
リターン形式 | 自社製品・サービス | 金利 | 未公開株式 |
収益性 | なし | 平均利回り:6~9% | 期待リターン:10倍 |
リスク | 金銭的なリターンはない | 長期運用は貸し倒れの可能性あり | 株式の価値があがる保証がない |
株式投資型は、資金を提供すれば企業からリターンとして未公開株式がもらえます。
Unicornでは、未公開株式に加えて、自社製品・サービスなどの「株主優待」を受けることができます。
他のサービスでも株主優待を実施している案件は掲載されていますが、企業に株主優待を義務として課しているのはUnicornだけ。
未公開株式だけでなく、実際の製品等を優待として受け取りたい方は、Unicornで案件を探すことをおすすめします。
Twitterでの意見
ユニコーンで投資した「株式会社ファンタスティック」から郵便が来ました。
何事かと封筒を開けたら、Amazonギフト券1,000円分が同封されてました。
すっかり忘れてましたが、株主優待でした。
ありがたく使わせていただきます。
2-3.先進技術の発展に興味がある人
Unicornだけに関わらず、株式投資型クラウドファンディングでは「ビジョンに共感できる企業を支援できる」ことが大きな特徴です。
なかでも、Unicornの提供する案件には
「社会の課題を解決する可能性がある企業」
「最先端技術で社会を豊かにする企業」
というコンセプトに沿ったAIやオンライン関連の事業が多く、ITやloT、ヘルスケア分野など、新規性のある事業が掲載されています。
新しい発想や視点を持った案件に興味がある人は、Unicornで案件を探してみてください。
Twitterでの意見
株式型クラウドファンディング”ユニコーン🦄”さんの次回案件は❓
“AIスコアリングでビジネスマッチングを刷新する次世代型プラットフォーム”と記載がありました。
AIを活用した関連会社のようですね。
5月上旬に詳細情報が公開される予定なので、ご関心あれば、要チェック👍
2-4.他のプラットフォームですでに口座を持っていて分散投資先を探している人
株式投資型クラウドファンディングを行うにあたり、リスクの分散は非常に重要です。
そこで、株式投資型クラウドファンディングで重要になっているのが分散投資。
一つの事業に全額投資するのではなく、クラウドファンディングの特性をいかして少額ずつ別の案件に投資する方法です。
同じプラットフォーム内の違う案件に投資するのもリスク分散として有効ですが、プラットフォームを変えることもおすすめします。
サービスによって事業の審査基準が異なり、案件の毛色やジャンルが異なるため、新しい案件にも出会いやすいからです。
新しい事業の発掘や、投資の成功率を上げるためにも、異なるサービスを用いた口座開設をおすすめします。
3.口コミからわかった3つのメリット
Unicornで投資した際に得られるメリットを、ネットの口コミとともに紹介していきます。
3-1.最低投資額5万から始められる
通常のエンジェル投資では、100万円単位の高額取引が多く見られます。
しかし、株式投資型クラウドファンディングのプラットフォームを使えば、1株10万円から行えるのです。
特にUnicornは安価で株式が提供されており、案件によっては5万円から投資できるので、少額から始めたい人におすすめできます。
3-2.投資した企業の株主優待が受けられる
Unicornの特徴として、案件を掲載している企業すべてに株主優待の義務を課しています。
大手サービスFUNDDINOも、案件全体の約10%程しか優待を実施していません。
また、ITやloTなど、Unicornが特化している分野の案件には株主優待があるものはありませんでした。
未上場企業への投資は株式価格の流動性はなく、基本的に資金を提供してからすることはありません。
投資企業から製品、もしくは商品券が送られてくるので、投資の実感を得ることができるでしょう。
Twitterでの意見
ユニコーンは優待付きのクラウドファンディング案件が面白いですね(^^)
本日発表されたファンドは1月14日から募集開始ですよ♪
ユニコーンが第2号案件を発表!オリーブ技研は株主優待もあり。抗酸化技術により生産した卵が欲しい
3-3.定期的なIR(経営・財政状況などの情報)の公開
Unicornは、募集案件の資金調達後、3か月に1回の頻度で企業から株主への情報公開があります。
また、株主と企業との交流会の場も儲けられることも。
その場合は、経営者から会社の勉強や少額の見通しなどについて直接話を聞くことができます。
Twitterでの意見
「株式投資型」クラウドファンディングの魅力
①同じ会社を応援する投資仲間ができる
②個性豊かな物語(IR)が届き、距離感近くベンチャーを応援できる
③投資先の商品を購入したり、話題にすることでリターンの可能性を上げられる
などがあります。
みなさんが感じている魅力も教えてください!
4.口コミからわかる2つのデメリット
株式投資型クラウドファンディングを試みるあなたに、Unicornは確かにおすすめです。
しかし、Unicornで投資を行うには、メリットだけでなくデメリットが存在することも事実。
サービスのデメリットをしっかり把握することで、自分にあった投資を選びましょう。
4-1.新しいサービスで案件・実績が少ない
Unicornが募集した案件では、今のところ上場や買収などの成功事例が公表されていません。
株式投資型クラウドファンディングで投資をするにあたり、リターンが見込めるかどうかで判断するのは大前提。
サービスに企業の成功を支援した実績があると、リターンが見込める可能性も大幅に変わってきます。
案件のカテゴリ的に利益をうみやすかったという場合もありえますが、実績の有無はサービスへの信頼に関わることです。
Unicornはまだ1つも実績を残していないので、今後に期待するしかありません。
Twitterでの意見
SpotTour申込みしました。スポットツアーも、投資会社ユニコーンもほぼ実績がなく、危ない匂いも。情報公開をしっかりやって、安心できる環境を整えてもらいたい。今はなんとなく性善説だが今後は詐欺的な会社も増えてくるはず。
4-2.口座開設には厳しい審査がある
他のサービスと比べて比較的安価で株式投資ができるUnicornですが、投資家登録をするには厳しい審査をクリアする必要があります。
特に、「金融資産を200万円以上保有」している人が対象になっているというのが、若い方には一番ハードルが高いところかもしれません。
他のサービスでも同様に、最低資産額が指定されています。
株式投資型クラウドファンディングは、ある程度の所得がある人が向いているのです。
また、口座開設は個人名義でしか行えません。
法人は開設できないので注意しましょう。
5.FUNDDINO・イークライドとUnicornを徹底比較!
イグジット実績や案件の多さを大事にする場合は、業界最大手の「FUNDINNO」をおすすめします。
「FUNDINNO」は株式投資型クラウドファンディングのサービスで唯一イグジットした企業を出しました。
また、案件もテクノロジー関連からファッション、音楽まで、幅広く取り扱っています。
IPOなどの期待値を大事にしたいなら、他の株式投資型クラウドファンディング「イークラウド」をおすすめします。
イークラウドは大手証券会社である大和証券と提携しており、提携会社の大和証券は、649社のIPO実績を持つVC(ベンチャーキャピタル)を運営しているからです。
株式投資型クラウドファンディングやエンジェル投資は、元本割れの可能性が高いので、複数の投資先に分散させる方法がメジャーです。
Unicornで投資する場合も、同じサービス内で違う案件に投資する他に、他サービスで口座を開設し分散投資を行ったほうがリスクが軽減されるでしょう。
6.投資シミュレーションをやってみよう
まず、Unicornで公表されている案件に株式売却によるイグジットを達成した企業はないので、未公開株式によるリターンは未だ返されていません。
同じ株式投資型クラウドファンディングのサービスであるFUNDDINOでは、株式会社・漢方製薬研究所が1年5か月で募集株価の1.5倍に。
その結果、2019年6月、エンジェル投資家の保有する1株500円の株式について、1.5倍の750円で買い付けが行われたのです。
未公開株式を10万円で購入した投資家に、単純計算で15万円のリターンがあったことになります。
未公開株式を利用した投資のリターンにしては小さい気もするかもしれません.
しかし、クラウドファンディングを用いた低価格の投資でこのリターン額はとてもメリットがあるといえるでしょう。
また、非上場企業に投資する投資家には、エンジェル税制という所得税の税制優遇があります。
優遇措置はケースAとケースBで免除額が変わってくるので、より得をするパターンを選びましょう。
エンジェル税制A適用例 | エンジェル税制B適用例 | 適用されていない例 | |
損所得金額 | 200万円 | 200万円 | 200万円 |
会社への投資額 | 10万円 | 10万円 | 10万円 |
株式譲渡益 | 50,000円 | 50,000円 | 50,000円 |
所得税額 | 78,600円 →4,900円軽減 | 76,000円 →7,500円軽減 | 83,500円 |
7.【簡単】口座開設3STEP解説
Unicorn投資家登録手順
- 取引約款
- 利用規約
- 投資に際しての重要な事項の説明
- プライバシーポリシー
- 電磁的方法による交付等に関する同意書
7-1.Unicornの今後の動き
現在Unicornでは、新しい募集案件は発表されておらず、事前公表もないので、公開までしばらく待ってもらう必要があります。
しかし、現在Unicornはビジネスプランのコンテストを行っている最中。
11月には、厳しい評価基準を通過した優秀な事業案が公開される予定です。
直前になると登録数が増え、投資家認証まで時間がかかることもあるので、はやめに投資家登録をすることで、新しい募集案件に向けて準備をしましょう。
- UnicornはAI・ヘルスケアに特化した最先端技術案件のプラットフォーム
- ベンチャー企業投資が5万円という低価格で行える
- 金融資産を200万円以上保有している必要がある
- 案件・実績ともに少ないが、コンテストの開催により優秀な事業が期待できる
株式投資型クラウドファンディングのプラットフォームである「Unicorn」は、まだ実績を残すことができていません。
どうしても業界最大大手のFUNDDINOに注目しがちですが、UnicornはFUNDDINOに負けない強みがあります。
株式投資型クラウドファンディングを始めようと思っている、
もしくは分散投資で新しく口座を開設するサービスに迷っているあなたに、Unicornはおすすめです。
Unicornを利用することで、今後の日本社会をよくする可能性のある事業に積極的に投資しましょう。