【注意】家計簿アプリに潜む4つの危険性!安全に使う5つの心構え

家計簿アプリにカードや銀行を登録とかして大丈夫なの?

不正利用とかされない?

日々の家計簿の管理。

手書きですべて行っていたものをアプリがしてくれるのはとても便利ですよね。

ただ、簡単に手が出せない理由があります。

それが、情報漏洩などの「危険性」。

特にお金を扱うものだから、「不正出金」などの恐怖がありますよね。

今回は、家計簿アプリの危険性と安全な利用方法を調査しました。

また、あなたの生活に応じてあればいい機能などもご紹介します。

本記事を最後まで読めば、あなたに合った家計簿アプリが見つかり、安全に使えるようになること間違いなしです。

この記事の結論!
  • スマホで管理する危険性は存在する
  • 家計簿アプリを安全に使う方法がある
  • 安全で便利な家計簿アプリを活用しよう!

1.家計簿アプリが危険だと言われる2つの理由

家計簿アプリでクレジットカードと連携できて便利そうだけど、ハッキングされたらどうなるんだろう

カードの不正利用とか、銀行からの不正出金とかあったりしない?

スマホで簡単に家計簿の管理ができる家計簿アプリ。

ただ、便利なだけじゃなく危険なイメージが付きまとっていますよね。

実際に怖いと思われる理由を調べていくと、大きく2つの要因があることがわかりました。

  1. スマホは個人情報の宝庫で狙われやすい
  2. 【実際に起こった】ドコモ口座の不正出金事件

1-1.スマホは個人情報の宝庫で狙われやすい

日々の生活になくてはならない存在になっているスマホ。

「なくしたら気づくから」「ロックかけてるし」「危険性は分かっている」と安心していませんか?

実は、スマホにはあなたの家の住所やカード情報などの個人情報が詰まっています。

スマホのロックなんてハッキングにかかればすぐに開けられてしまうんですよね。

また、ショートメッセージを活用して送られてきたURLによる、外部から不正アクセスを知らない人は少ないでしょう。

しかし、多くの人がウイルス対策ソフトをダウンロードするパソコンに対し、スマホにセキュリティをかけている人ごくわずか。

セキュリティ対策もしてないのに公衆Wi-Fiを活用して、外部からの不正利用を可能にしています。

つまり、スマホからの情報漏洩の危険性は多くの人が認識しているのに、セキュリティ対策を十分にしているわけではありません。

銀行やクレジットカードとの連携に対して不安を抱き、家計簿アプリに対して不安を感じる人が多いのです。

1-2.【実際に起こった】ドコモ口座の不正出金事件

どれだけ情報漏洩の危険があったとしても、「自分には関係ない」と思っていたら気にせず登録しますよね。

口座との連携が怖いと思うのは身近で何か問題が合った印象が強いから。

印象に強いものといえば、2020年に起こったドコモ口座の不正出金事件ではないでしょうか。

実際に被害の影響で不便な想いをした人も多いでしょう。

NTTドコモが提供するデジタルウォレット・ドコモ口座と接続した銀行口座の残高が不正に引き出された事件です。

被害総額は2800万以上で、11か所の銀行で200件以上の不正な取引が行われていたと言われています。

実際にスマホで口座管理できるようになったことで発生した事件。

多くの人の脳内に、「スマホでお金を管理するのは危険」と植え付けるには十分な事件であったといえるでしょう。

しかし、一概に危険性があるのではなく、危険なものや危険な使い方がある、というだけです。

特に銀行口座やクレジットカードとの連携はお金のやり取りにかかわってきます。

ほかの情報よりも、より安全かどうかを見極めて活用する必要がありそうですね。

では、どういう危険が存在していて、どう使えば安全に活用できるのでしょうか。

2.家計簿アプリに潜む4つの危険性と落とし穴

便利だけど危険も伴う家計簿アプリ。

調査をしていくと、家計簿アプリが危険である背景には、4つの落とし穴があることが分かりました。

  1. スマホの紛失や故障
  2. レシートを読み取り
  3. 銀行口座の登録
  4. クレジットカードとの連携

2-1.スマホの紛失や故障

家計簿アプリはスマホで家計簿の管理を行うことになります。

パソコンや家に置いておく家計簿帳と違い、スマホは持ち歩く頻度が高いため紛失の可能性が高いです。

もし紛失した場合には、拾った誰かに使われてしまう危険性があるので紛失には注意しなければいけません。

また、スマホは電子機器のため故障の可能性も高く、バックアップがなければすべてのデータが消えてしまいます。

アプリによっては新しいスマホでログインしなおせないものもあります。

つまり、これまでの記録がすべてなくなってしまう危険性があるので要注意です。

2-2.レシートを読み取り

金額の入力をすることなく写真を撮るだけで記録してくれるレシートの読み取り機能。

もちろん、レシートから個人情報がばれることはありません。

しかし、消費傾向や趣味趣向などの情報が流出する危険性があります。

また、レシートの情報から利用する時間や地域の特定をすることも可能。

個人情報が漏れることはありませんが生活が漏れる危険性があるので要注意です。

2-3.銀行口座の登録

光熱費などの支払いのために銀行口座を登録し、自動引き落としを活用している人も多いのではないでしょうか。

ただ、毎回引き落とし額を確認して金額を登録するのは面倒。

そこで、銀行口座の取引額が自動反映されるように口座と連携したいですよね。

しかし、銀行口座の登録をすることで銀行口座への不正アクセスや入出金情報が流出する可能性があるので要注意です。

2-4.クレジットカードとの連携

普段から現金でのやり取りが少なく、基本的にカード決済を行う人も増えてきたのではないでしょうか。

カードの利用情報から家計簿をつけられたら便利ですよね。

しかし、クレジットカードと連携する際にカード会社のWEBページにログインする情報を登録する必要があります。

登録したログイン情報が流出してしまい、不正アクセスや利用情報が流出してしまう危険があります。

3.家計簿アプリの不正利用されないために気を付けるべき3つのこと

家計簿アプリは便利だから活用したいものの、不正利用などの危険を無視することはできないですよね。

調査したところ、不正利用を抑制するために気を付けるべき3つのポイントがあることが分かりました。

  1. 既存アプリに似せた偽アプリのサイトではないか
  2. 送金に必要なパスワードの入力を求められていないか
  3. セキュリティ対策のない公共のWi-Fiを使っていないか

3-1.既存アプリに似せた偽アプリのサイトではないか

あなたはPWAという技術を耳にしたことはありますか?

「Progressive Web Apps」を略した言葉で、サイト上でアプリと同じような機能を提供する技術です。

適切に活用されると、インストールせずにユーザーとの接触機会を増やせり読み込み速度が高速化したりとメリットが多いPWA。

しかし悪用されると、本物と全く同じ見た目のサイトをつくり、ユーザーのログイン情報を奪うことができます。

はじめにインストールする際に、「本物のアプリかどうか」を確認することを忘れないでください。

3-2.送金に必要なパスワードの入力を求められていないか

家計簿アプリには、銀行口座の残高の照会などの機能があります。

照会のために、銀行口座のWebページへのログインに必要な情報の入力が求められます。

しかし不正利用なく安全に使ってもらうために、送金に必要なパスワードの入力はありません。

登録する前に、登録情報の中に「認証コード」など送金に直結するパスワードがないかを確認しましょう。

3-3.セキュリティ対策のない公共のWi-Fiを使っていないか

公共の場所や飲食店で無料で使える公衆Wi-Fiは、誰でも簡単に利用できて便利ですよね。

しかし、暗号化されていない公衆Wi-Fiであった場合、あなたが閲覧しているURLや履歴を第三者が覗き見ることができます。

また、実際の公衆Wi-Fiと似せた名前でアクセスポイントをつくり、間違えてアクセスしたひとの情報を抜き取ろうとしている人もいます。

家計簿アプリを使う際には、公衆Wi-Fiとの接続を切ることをおすすめします。

4.家計簿アプリを安全に使う5つの方法

家計簿アプリが便利であるからこそ、できるだけ安全にアプリを活用したいですよね。

安全に家計簿アプリを活用するために、誰にでも簡単にできる5つの大切な方法があることが分かりました。

  1. 利用する銀行口座を1つにする
  2. 公共の場で使わない
  3. ログイン履歴をこまめにチェックする
  4. 自動ログアウト機能を活用する
  5. パスワードを使いまわさない

4-1.利用する銀行口座を1つにする

貯金用や日常生活用、子ども用、というように口座を分けている人も多いのではないでしょうか。

家計簿アプリで管理する必要があるのは日常生活でのお金の出入りです。

つまり、貯金用などの資産状況が把握できる口座は登録する必要はありません。

できるだけ危険を減らして安全に使うためにも、すべての口座を登録するのではなく1つだけにするようにしましょう。

4-2.公共の場で使わない

情報漏洩の多くの要因は、公衆Wi-Fiの利用とのぞき見です。

公衆Wi-Fiを使うと第三者に情報をみられてしまう可能性があるので、使うのを避けたほうが良いでしょう。

また、公共の場で利用するとそばにいる人にスマホの画面をのぞき見されて情報が漏れる可能性があります。

そのため、すぐに記録したい情報の登録以外は公共の場でしないことをお勧めします。

もしどうしても利用する必要がある場合は、のぞき見防止のフィルターやアプリを用いるようにしましょう。

4-3.ログイン履歴をこまめにチェックする

家計簿アプリに登録する情報は、銀行口座やクレジットカードのWebサイトへログインするために必要な情報です。

つまり、もしあなたの情報が漏れていた場合、あなた以外がログインすることが可能になります。

情報漏洩されていないことを確認するためにも、こまめにログイン履歴をチェックしましょう。

確認するのがめんどくさい場合はログインごとにメールで通知してくれる機能もあるので活用してみてください。

4-4.自動ログアウト機能を活用する

家計簿アプリの中には自動でログアウトする機能があるものがあります。

毎回ログアウトすることで、もしスマホを紛失したときにも誰かに悪用されることはありません。

もちろん、アプリを立ち上げるたびにログインする必要はあります。

しかし、情報を守るためにも自動ログアウト機能を活用しましょう。

4-5.パスワードを使いまわさない

多くのサイトへの登録のたびにパスワードの設定が求められますよね。

「覚えるの大変だし」と、同じパスワードを使いまわしていませんか?

同一パスワードを利用していると、別のサービスからパスワードが流出した場合にほかのサービスにも不正にアクセスされてしまいます。

パスワードはサービスごとに個別で設定するようにしましょう。

5.家計簿アプリにある3つの便利な機能

家計簿アプリには多くの便利な機能が存在しています。

ただ、生活によって必要な機能と不要な機能がありますよね。

特にあると便利な3つの機能をご紹介します。

  1. パートナーとの共有機能
  2. レシート読み取り機能
  3. カードや口座との連携機能

5-1.【夫婦におすすめ】パートナーとの共有機能

独身の時は、自分の収入を自分で管理するだけだった家計簿。

しかし、結婚するとお互いの収入や共同の支出などもあり、個別の管理ではうまくいかなくなりますよね。

そこで便利なのが、家計簿アプリの共有機能です。

共有することで、お互いの毎月の収支の合計金額を把握することができます。

お互いの使用金額を把握することで、無駄遣いの抑制にもつながります。

5-2.【初心者におすすめ】レシート読み取り機能

レシートを確認して、日付や金額を自分で記入する必要があった家計簿。

めんどくささから継続できなかった人も多いのではないでしょうか。

しかし、レシート読み取り機能を使えば、レシートをスマホのカメラで撮影するだけ。

スマホが勝手に日付や金額などの情報を読み取って記録してくれます。

読み取りの精度の向上もあり、レシートから品目を分析しカテゴリーに自動分類する機能もあります。

もちろん完璧ではないので修正の必要はありますが、すべてを自分で入力する手間が省けて気軽に続けられます。

5-3.【現金を使わない人におすすめ】カードや口座との連携機能

キャッシュレス決済の普及に伴い、カードや電子マネーなどの支払いが増えています。

現金の移動が伴わないため、これまでのやり方では収支の計算がうまくできない人も多いのではないでしょうか。

家計簿アプリではカードや口座と連携することで、利用履歴を自動的に反映してくれるものがあります。

現金とは自動で区別してくれるので、財布の中の金額も一目瞭然。

さまざまな支払い方法を併用していても、日常生活の収支としてまとめて確認することができます。

6.安心に使える家計簿アプリ3選

安全な使い方も便利な機能がたくさんあることも分かったけど、どのアプリが一番いいんだろう

せっかく使うなら、できるだけ自分のライフスタイルに合った家計簿アプリを使用したいもの。

さまざまなアプリを調べていくと、人気の3つのアプリがあることがわかりました。

金額共有機能レシート
読み取り
銀行やカード
連携
Zaim無料あり
480円/月
4,800円/年
無料無料無料
マネーフォワード無料あり
480円/月(iOS)
500円/月
(Android/Web)
無料無料無料
Moneytree
(家計管理版)
無料あり
360円/月
3,600円/年
無料有料無料

6-1.家計簿Zaim

Zaim

株式会社Zaimが運営していて、900万ダウンロードを達成している人気アプリです。

無料でも簡単に始めることができて、銀行やカードとの連携も可能です。

課金をすれば、Web版で医療費控除も活用できたり、保険やローンの分析も行えます。

また、複数の家計簿を作成しアプリ内で表示の切り替えも可能。

いくつかの家計簿をつくることで、家族用・子ども用などで切り分けて考えることもできます。

6-2.マネーフォワード

マネーフォワード

株式会社マネーフォワードが運営していて、利用者が1150万人を超える人気アプリです。

自分と家庭の基本情報が近い人の平均データを参考にすることもできます。

データを参照できると、使いすぎていないか、何か無駄なところがないかを確認するのも簡単。

また、カードや電子マネーだけでなく年金や仮想通貨までも一括管理をすることができます。

6-3.Moneytree

マネーツリー株式会社が運営している家計簿アプリ。

無料版でも広告表示がないのが特徴で、「広告が邪魔だ」というストレスなく活用できます。

ほかの2つと異なりレシートの読み取りは無料ではできません。

しかし、連携可能な銀行口座が多く便利だという声も多く寄せられています。

家計管理だけでなく経費精算や法人口座などのサービスも+αで課金をすれば活用可能。

個人と経費の管理がひとつのアプリで完結させることができます。

まとめ|家計簿アプリを安全に使って手軽に収支管理しよう

使い方によっては危険も伴う家計簿アプリ。

お金が移動するので、危険はできるだけ避けたいですよね。

しかし、収支の変動があるたびに記録をつけられたり口座やカードの履歴は自動で反映されたりと、便利な機能も多いのも事実。

そこで欠かせないのが「安全な使い方」です。

口座の登録情報や公衆Wi-Fi、個別のパスワードの設定など簡単なことで不正利用を抑制することができます。

便利な機能も多いので、自分に合ったアプリを見つけて家計簿管理をしてみてください。

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